月の話が出ましたので十五夜の話です
毎年十五夜の日付は変わるのですが今年は10月3日です。
石の浄化に1番いい日かも知れませんね^-^
十五夜を一緒に見た人とは十三夜も一緒に見ないといけないそうです!
そうしないと別れてしまう!!という言い伝えがあります。
ちなみに今年の十三夜は10月30日だそうです。
ここで十五夜の怖い話
遊郭のあったころの話です。
一人の遊女と団子屋の男が恋に落ちました。
2人は十五夜の夜、団子屋の男がつくってきた団子を食べながら2人で月を眺めておりました。
2人は次の十三夜も2人でこの団子を食べながら月を見よう
そして十三夜になったら結婚しよう!2人で幸せになろう!と約束しました。
十三夜になる前でも遊女のもとに団子屋の男は通いました。
なのに十三夜の夜に団子屋の男は来ない!!!
一緒に十五夜を過ごした相手が来ない。
それは2人の別れを意味しました。
遊女は団子屋の男に裏切られたと悲しみに暮れ、さらに自殺してしまいました。
その遊女の魂は悲しい思いを抱えたまま遊郭でさまよい続けてしまいます。
それを怖がった遊郭の他の人たちが僧に除霊を頼み、僧が遊郭にその遊女を除霊しに来ました。
そうするとなんと!団子屋の男が現われました。
幽霊の姿で。。。
団子屋の男は十三夜の夜、遊女のもとへ向かっている途中不慮の事故で無くなってしまっていたのです。
幽霊になってしまった男は幽霊になっても遊女のもとへ通います。
自分が十三夜に遊女のもとに行けなかったことを謝るために。
ですが遊女にはその声が届かず自殺してしまいました。
遊女が幽霊になってからもなんど声をかけても悲しみに怒りに狂った遊女には届かず、
そこに来た僧に自分の姿が声が遊女に届くようにしてほしい!!と僧に頼んだのです。
僧は男のことを遊女に伝えると遊女はおとなしくなり泣き崩れました。
そして遊女の前に団子屋の男が現われました。
十三夜の日に君のもとに行けなくて済まなかった!
自分は死んでしまっていたので行けなかったと。。。
そして2人は一緒に成仏していったそうです。
ちなみに男の死因は月見用の団子を川に落としてしまいその団子を拾おうとして川でおぼれてしまったから!だそうです。
ちょっとまぬけですね。。。
長くなりましたがいかがだったでしょうか?
なんとも悲しい十五夜の怖い話でした。