今日、児童養護施設の見学に行ってきました。
園長さんに1時間という貴重なお時間をいただいてお話しをお伺いして来ました。
こちらの児童養護施設では、56名の入所児童のうち、両親ともいない子はたった一人だそうです。
残り55名の子供たちは、虐待や発達障害で両親が面倒を見れない子供たちだそうです。
特に最近、発達障害児が増えてきているのが現状ですが、安易に発達障害と診断してしまうのもいかがなものか、とおっしゃってました。
そして、入所している一人の女の子のお話しをしてくれました。
小さい頃は職員の言うことを聞く素直な女の子が、小学校4年生から突然、みんなを困らせる行動に出て、誰の言うことも聞かなくなったそうです。
お医者さんは発達障害(ADHD)と診断してお薬を処方しても全く効かないとのことです。
深く原因を探ってみると、どうやら乳児のときに親から愛されなかった(愛着障害)という原因だったそうです。
愛着とは「2歳までに養育者(多くは母)との間に形成される信頼関係」で、これが重度に侵されると愛着障害が生まれるそうです。
子どもは、乳児のときに、養育者から温かく見守られる(抱っこされる)ことによって、人を信じることができるようになり、自分は大丈夫だと思える(自己肯定できる)ようになるそうです。
この女の子は、母親が育児ノイローゼになってしまったという理由から、生まれて間もなく施設に引き取られたそうですが、施設の職員の数が足りず、十分抱っこして上げられなかったことが、思春期が近づく小学校4年生の時に発症したのが原因だったそうです。
泣いているのは、自分の気持ちを分かってほしいと泣くのだそうです。
だから、「なぜ泣くの?泣くのを止めなさい」
では泣き止まないです。
「よしよし。OOなんだね。分かっているよ」
と自分を認めてもらい、肯定してもらえると満足するそうです。
自分を分かってくれる人(否定しない人)、信頼できる人に寄り添ってもらえることが何よりも子どもの成長にとっては必要なことだそうです。
児童養護施設は職員さんの数が足りません。
国の基準は児童5.5人に職員一人だそうです。
今、全国児童養護施設協議会は4人に1人を要望中で、消費税が10%にアップされた時には認められるのではないか、とおっしゃっていられてるみたいですが、果たして今の政治がそれを認めるかどうか
これからもしっかりと注視していきたいと思います。
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