硬くてやわらかい。白と黒を混ぜる。でも灰色じゃない。 | Prose 

硬くてやわらかい。白と黒を混ぜる。でも灰色じゃない。

羽生結弦。


‥と言えば、そうアイススケートのトップアスリートですね。


(ぁ!?、ゆずる って

こういう字書くんだぁ程度しか知らないんだけどw)


で、そのご本人の話しはさておいて、
なんでも昨日のテレビのニュースで流し聴きしてたんですが、
その彼のコーチが替わったとか。


あのバンクーバーメダリストである
韓国のキム・ヨナの育ての親であり
このたびは、羽生結弦氏が師事した
ブライアン・オーサー氏。


ちょっと調べてみたら、氏は、
現役時代、「ミスタートリプル」と呼ばれるほどの
ジャンプの名手だったらしい。


そのオーサー氏が羽生選手に
リンク上で指導している姿を
引きで撮影されていて、その音声が
耳に入りこんできた。


ジャンプをした後、オーサー氏は、
「そう、やわらかく、しかし 体軸はしっかり作って」

そう羽生選手に 教示した。


空中で4回転(も)廻ること。
そして、一本の足で着氷すること。


また、
芸術的な形状、さまが競技点数に関わるスポーツである以上、
当然求められるべき、しなやかさ、やわらかさ、流れるようなさま。


当たり前と言えば当たり前な、その言葉による表現。


だが、心の釣り針は、ここに 引っかかった。


美しく見えるから柔らかくという芸術的要素も当然ながら、
筋肉のポテンシャルを十分に発揮するためには、
当然、完全弛緩(だらりと無力とは違い)ではない
脱力状態からのスタート。


そう、ある一定の収縮するための加速時間が必要だ。
そういう意味でも 力を加速度的に発揮するためには、
言葉で表現するならば、”始めはやわらかく”と言える。


ダーツのグリップ
(指がバレルを持つ力、かかるテンション[圧力])



手首の柔軟さとの関係。


それから


セットアップからリリースまでの
一連の投げる動作に最適な
力の入れ加減というか抜き加減。
抑え感というか緩め感というか。


誤解を恐れずにもっと感覚的に表現してしまうと、
セットアップしたとき、構えた親指側の前腕部分(体軸内側寄り)
をしっかり意識するか、小指側の前腕+上腕~肩に力が加わり
硬直状態を招くかの違い。


※ 外側、小指側小指から肩まで力が

入るような状態を作る要因としては、
掌、手首の内側がボードに正対するように向かうほど顕著になりがち。


それと言うのも以前書いたように、セットアップした状態で、
掌、手首がボード方向を向くということは、骨格自体が不自然な体勢を
余儀なくされていることから。掌、手首をボード側に向けるということは、
前腕を構成する二本の骨(橈骨と尺骨:とうこつとしゃっこつ)が
Xの字に捻じれて無理やり向きを変えていると云う事による。


言葉で云うと白か黒、その間の色、グレー
と言っても、また別の色になってしまう。


リラックスと脱力が違うと言葉のニュアンスでは
判らぬ人はいないだろうが、そこが難しい。


ブレーキ踏みながらアクセル踏んで
半クラッチでスリップしないように発信して‥なんて言っても
そもそも、今オートマ免許時代、半クラッチとて‥ʅ(◞‸◟)ʃ


「やわらかく でも 体軸 しっかり作って」


これなんだよなぁ・・