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中学一年生になったばかりのトレバー(Haley Joel Osment)は、
社会科の教師シモネット(Kevin Spacey)にこうたずねられる。

シモネット「世界は君に何を期待している?」
トレバー「何にも」

中学一年生の今はそうだが、
その後、
世界に飛び込んだとき、そこが失望だったら?

— 自分で変えなくてはいけない。

そこで、シモネットは課題を出す。

Think of an idea to change our world
– and put it into ACTION!

trevor

トレバーは3人の人に善意を渡し、
善意を渡された人は次の3人に善意を渡すということを考える。

つまり、一人から始まった善意が
3人、9人、27人、…と広がって行き、世界に広がるのだ。

これが、映画のタイトルになっている
Pay it Forward 運動

ドラッグ中毒のホームレス、いじめられている同級生、そしてシモネット先生。
トレバーはこの3人を助けようと行動するが、うまくいかないとあきらめていた。

しかし、トレバーの母親(Helen Hunt)や他の人々が
トレバーの運動を広げ、社会運動になっていく。

この課題に取り組む中で、トレバーは、

「今の暮らしが苦しくても、慣れすぎて変われない、そんな人もいる。
だめだって諦めてる。でも、あきらめた人たちは負けなんだ」

「難しいよ、計画できないし。よく、人を見てなきゃならないんだ。
心の中まで見ないと助けられない。だって、すぐ気づかないこともあるし。
これはすごく大切なものをなおす大きなチャンスなんだ。
相手は、人間なんだもん。」

そう考えることができるようになった。

インタビューの中でこの言葉を話した直後、
いじめられている同級生を助けようとしたトレバーは
ナイフで刺され、亡くなってしまう。

その後、トレバーが亡くなったニュースとともに
インタビューの映像もTVで放映された。

そして、トレバーの自宅に多くの人がキャンドルを持って
次々に弔いに訪れているシーンで終わる。

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Pay it Forward 運動の広がりが、

トレバーの生きた証、ということだろうか。

純粋な少年が正しいことをし、
やはりそれは正しく評価され、

しかしながら、少年は勇気の代償として命を失う。

世界を正しい方向に変えるということは、
命を失ってでもやるべきことなのか?

少年は亡くなっても運動は広がっていく、
そこに人間の生きる意味を見いだせということなのか?

アルコール依存症の母、家庭内暴力の父、
大変な家庭環境の中で育ったトレバーが、
やっと明るい将来への入口に立ったのに。。。


とても考えさせられる映画だった。
2年くらい前に見つけて、
壁に貼っているポスターがあります。

アメリカ、NYにある
HOLSTEEというアパレル起業の社訓です。

HOLSTEE

This is your life. Do what you love and do it often.
If you don't like something, change it.
If you don't like your job, quit.
If you don't have enough time, stop watching TV.
If you are looking for the love of your life, stop; they will be waiting for you when you start doing things you love.
Stop over-analysing, life is simple.
All emotions are beautiful.
When you eat, appreciate every last bite.
Life is simple.
Open your heart, mind and arms to new things and people, we are united in our differences.
Ask the next person you see what their passion is and share your inspiring dream with them.
Travel often; getting lost will help you find yourself.
Some opportunities only come once, seize them.
Life is about the people you meet and the things you create with them, so go out and start creating.
Life is short, live your dream and wear your passion.

なんといっても見た目が素晴らしいし、
内容はもっと素晴らしい!

毎日これを眺めていて、少しずつ自分が変わってきているような気がします。

日本語に訳してみますね、
すっごく意訳しちゃいましたけどw


これはあなたの人生です。

大好きなことを、たくさんしよう。
何か気に入らないことがあるなら、変えてしまえばいい。
今の仕事が好きになれないなら、辞めればいい。
時間がないのなら、テレビを見るのをやめよう。

命がけで愛することのできる人や物事を探しているのなら、
ちょっと待って。
あなたが大好きなことをやり始めたなら、
向こうから現れてくれるから。

考えすぎるのはやめよう。人生はシンプルなんだから。

どんな感情も美しいんだよ。

食事をするときには、ひと口ひと口をちゃんと味わってね。

人生はシンプルなんだよ。

新しいものや人との出会いに対して、
心も気持ちもそして両手も、オープンにしてみよう。
僕たちはみんな違っているからこそひとつになれるんだ。

次に会った誰かに、こう聞いてみて。
「あなたが情熱を傾けているものは何ですか?」
って。
そして、あなたもその人たちに
ワクワクするような夢を伝え、共有しよう。

たくさん旅に出よう。
道に迷うことで、自分自身を見つめ直すことができたりする。

1回限りのチャンスっていうのもある。しっかり掴んでね。

どんな人たちに出会い、その人たちと何を生み出すのか、
それが人生を形づくるんだ。
だから、外に出よう。
そして何かをつくり始めよう。

人生は短い。夢に向かって生きよう、情熱を身にまとって。

表紙

著者:ケリー・マクゴニカル
翻訳:神崎朗子
大和書房 1,600円

脳にはふたつのモードが存在し、それらが切り替わることによってまったく異なる自分になってしまうのです。

ひとつはとても衝動的です。
脳がこちらのモードになっていると、私たちは目先の利益しか考えられなくなります。
手軽な快楽にしか興味がなくなり、つらいことを避けようとします。いま現在のことしか考えられなくなるのです。

脳がもうひとつのモード、つまり、「衝動的な自己」とは逆の「自己コントロール」の状態にあるときには、私たちは目先のことにとらわれず、もっと大きな視野で人生を見すえることができます。
長期的な目標を見失うことなく、いまやることが将来的にどんな影響をもたらすかについても、ちゃんとわきまえています。自分の価値観や大事だと思っていることも忘れません。

意思力には「3つの力がある」:やる力・やらない力・望む力

前頭前皮質の左側の部分は、困難なことを行う力をつかさどっています。
それを「やる力」と呼びます。

前頭前皮質の右側の部分は、誘惑に抵抗するという重要な役割を持っています。
これを「やらない力」と呼びます。自分自身がよくない方向に傾き、自己破壊的な行動に走りそうになったときに、「ノー」と言う力です。

3つめの力は、気が散ったり、誘惑に出会ったりしても、自分が本当に望んでいることを忘れない、「望む力」です。

「最高の自分」を引き出すために知っておくべきこと
1.意思力を発揮できる生理学的状態
2.筋肉に似ている意思力
3.将来の自分を大切に
4.他人からの影響
5.自分への思いやり

異常事態が起きたら、みなさんの体と脳は、「闘争・逃走反応(fight-or-flight response)」あるいは「ストレス反応」と呼ばれる状態になります。
心臓の鼓動が激しくなり、呼吸も荒く速くなります。冷や汗もでるかもしれません。
そうやって脳と体のすべてを総動員して、生きるか死ぬかのピンチに立ち向かおうとします。何かあれば瞬時に行動をおこすのです。

この闘争・逃走反応は、面白いことに、人がサバイバル本能に従って行動できるよう、「やる力」「やらない力」「望む力」をつかさどる前頭前皮質の活動を停止させてしまいます。
いっぽう体内では、アドレリンやコルチゾンなど、闘争・逃走反応に役立つストレスホルモンが放出されます。
これらのホルモンが循環して脳に戻ってくると、意思力を発揮したり人生を大きな視野でとらえたりするのに役立つ脳細胞の働きを停止させてしまうのです。

ありがたいことに、私たちには闘争・逃走反応とはまったく逆の本能も備わっているのです。
科学者はこれを「休止・計画反応」と呼んでいます。
長期的な目標に対する脅威を脳が認識した場合—つまり、生死にかかわる危険ではなく、自分にとって最も大事な価値観や目標から離れてしまいそうな危機を認識すると、脳の状態はさっと切り替わります。
心拍数が下がり、呼吸は遅くなります。そして、前頭前皮質にエネルギーが集められます。

つまり、自分に「ノー」と言う「やらない力」が発揮されます。
あるいはまた別の状況で、不安やストレスに襲われたとしても、やるべきことをなしとげるための「やる力」が発揮されます。

呼吸を遅くするといった簡単なことで、自分の体に起こる反応を変えることができるからです。
この「意思力の科学」の実例から私が学んだのは、自分の体に注意を払うことの重要性でした。
体の状態を少し変えるだけで、考え方に大きな変化が表れます。
肝心なときに誘惑に負けたくないと思ったら、わざと呼吸のペースを遅くするなどして、ストレス反応から脱出し、意思力を発揮することができるのです。

睡眠を充分にとっていないと、「望む力」をつかさどる脳の部分が働かず、自分にとって最も大事な目標を思い出すことができなくなるということです。
寝不足になると、誘惑がいつもより強烈に感じられ、衝動を抑えにくくなります。

生物学的な面でもうひとつ驚いたのは、なんと血糖値のレベルも意思決定に影響を与えるという事実です。
食事を抜いたせいで血糖値が下がってしまったり、あるいはジャンクフードなど血糖値が激しく上下するようなものばかり食べたりしていると、最悪の自分になってしまうことがわかりました。
態度が攻撃的になり、考え方が頑固になり、偏見や先入観にとらわれがちになります。
また、誘惑に負けやすくなり、物事を先延ばししがちになります。

将来の自分を大切に思い、いま自分が行なうことが将来の自分に跳ね返ってくるのだと考えることが重要です。
自分が選択することの積み重ねは将来の自分をつくるのであり、よくも悪くも自分を大きく変える可能性があるのです。
ですから何をするにしても、自分は将来どうなりたいのか、いまのような選択を続けていったら、10年後、20年後の自分はどう感じるだろうかということを、しっかりと考えてみましょう。
そうすれば、将来のためになることをしようというモチベーションが高まりますし、人はみな変われるのだと思えば励みにもなります。

まず、よいことにしろ、悪いことにしろ、自分がお手本にしている人は誰だろう、と考えてみることです。
自分が影響を受けている人、また逆に自分の影響を受けやすい人は誰だろう。
自分が真剣に取り組みたいと思っている目標や価値観を共有している人は誰だろう。自分の目標を応援してくれる人は誰だろう、と考えてみましょう。

挫けそうになったときや疲れたときでも、そのように同じ目標に取り組んでいる仲間や応援してくれる人のことを考えるだけで意思力が強くなることが、研究によって明らかになっています。
そのような人間関係を認識して深めていくのはとても大事で、自己コントロールの強化にも役立ちます。

また、自分が行なうことは大切な人たちにもよい影響をもたらすだろうと考えるのもよいことです。
自分のためだと思うとやる気が起きないことでも、ほかの人のためと思えばがんばれたりするからです。

タバコを吸いたくなるとどういう感じがするか、タバコを吸えないのはどんなにつらいかを、まざまざと体で実感する。そして、吸いたいのに吸えないつらさを、自分への思いやりをもってじっと見つめるという方法です。

自分に対する思いやりをもちながら、自分の感じている欲求や苦しみにじっと注意を払うという方法を学んだ人たちは、タバコの量を減らすように指示されたわけでもないのに、実験を行なった次の週の喫煙量が40%も減ったことがわかりました。

自分の感じている欲求やストレスを受け止める方法を学んだことによって、以前よりも禁煙という目標に従って行動できるようになったわけです。
このように、大変なことに取り組むときには自分に思いやりをもつようにするのも、意思力を強化する方法のひとつです。

失敗を気にすればするほど意思力は下がる

自分に思いやりをもったときに脳ではどんなことが起こるかというと、前頭前皮質が働くようになります。
失敗をしたときに罪悪感を抱いたり自分を恥じたりした場合、意思力をつかさどる前頭前皮質が、ストレスや不安や欲求や衝動を生み出す脳の領域を統制できなくなったことを示しています。
失敗を恥じたり、罪悪感を抱いたりすると、意思力が奪われてしまうのです。
そうすると、同じ失敗を繰り返したり、またしても欲求に負けて落ち込んだりするはめになります。
けれども、自分に思いやりをもてば、それとは逆のことが起こるのです。

自分に「思いやり」を向けるには?
1.気を紛らわせたりせず、ストレスや苦しみに注意を払う
2.「こんなふうに悩んでいるのは自分ひとりではない」と思い出す
3.「大切な人に対してなら、どんな言葉をかけるか」と考える(→その言葉を、自分にかけてあげる)