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ステュディオダルチザン大阪店のブログ

大阪店松本です。

昨日娘が風邪を引いてしまい、ずーっと咳き込んでいるのを見て
自分が替わってあげられたらいいのにとヒシヒシと感じました。
我が子は目に入れても痛くない。
この言葉の意味が身にしみるほどよく分かるようになってきました。

先人の人はいい言葉を残していきますね。
今の世の中、便利なものが何でもある時代に生きている自分ですが
昔の細かなモノ作りや日本古来の模様なども改めてみるとやはり凝っているものが多いですよね。

「温故知新」
He that would know what shall be, must consider what has been.
ふるきをあたためてあたらしきをしる

今回新発売するこのアイテムにもその言葉がふんだんに詰まっており
また今までにはないモノとしてこの世に誕生いたしました!


「もし第一次世界大戦時に物資抑制が行われジーンズの仕様が変わっていたならば・・・」
どういった仕様なのか・・・
抑制があったならこんなパーツが付いていたんじゃないか・・・
こんなシルエットだったのでは・・・
色々な意見が飛び交う中このようなアイテムが現代にあれば面白いねというコンセプトの中
誕生したのがコチラ!

D1672
World WarⅠMODEL JEANS
¥24,800+税


・・・第一次世界大戦・・・
1914年6月28日
サライェヴォ事件によって始まったとされる世界規模で行われた戦争。
ヨーロッパが主戦場ですが世界各国からこの戦争を終わらせる為に参戦する国が多く
今までの紛争などに比べて、常識を遥かに超える程に人的な被害が出た戦争とも言えます。

その後第二次世界大戦があり、現在に至りますが(かなり省略)
第二次世界大戦が始まるまでは
”War to end war”
戦争を終わらせる為の戦争
と呼ばれていました。

なんだか1つのことを終わらせる為にたくさんの命が亡くなっていくというのは
現代では置き換えることの出来ない悲しみを感じます。
それでも戦うのは、守りたいからですよね。

このブログ、書いていると思い気持ちになりそうなのでもうこの戦争のくだりは終わります。
ここからはデニムの仕様も交えて


コチラはポケットのスレーキには先ほどの
”War to end war”
戦争を終わらせる為の戦争
と印字され、他にはないデザインとなっております。

コチラは1920年頃のジーンズによく見られたむき出しリベットのバックポケットとなります。
補強を兼ねてしっかりと銅製リベットが打たれておりますが
物資抑制なのか、いつものリベットにある刻印が見当たりませんね。

コチラはクロッチリベットと呼ばれる股下補強の為のリベット
ある説によれば、カウボーイが焚き火をしている際
このリベットがとにかく熱くなり大火傷をしたとして廃止されたといいます。
考えられないほど寒がりだったんですかね。
また部分はパンツの中では一番動きのある部分なのでこの補強があると大きく強度が上がります。

シンチバック(尾錠)コチラは元々ベルトが無かった時代背景から
ベルト代わりとなる錠を腰部分に付けているのですが
今現代にも対応出来るようベルトループもちゃんと付いています。

なので他のパーツもその時代をイメージしているのが分かります

シンチバックがある時代はサスペンダーでパンツがずれない様留められておりました。
なのでコインポケットが現代のものに比べ位置が高くベルトをすると全く機能的ではありません。

でもなんだかこの位置にあると可愛いんですよね。

モチロン今の流れからするとサスペンダーボタンも付いている?

はい。
付いてます。

でもここは物資抑制の色が見えるのか均一性の無いボタンを使用しております。
今そこにあるボタンでなんとかパーツ付けしたような、そんなイメージですね。

コチラは第二次世界大戦のデニムにもよく見られるペンキステッチをコチラのジーンズにも採用。
ただ、ダルチザンのジーンズのバックステッチの一部となっている補強ステッチについている補強布は付いており
第二次大戦仕様とはまた違う部分もご用意しております。

15ozデニムを使用し、まるでデニムそのものが日焼けしたかのような色やけを表現。
見映えもいつもとは違う独特な黒っぽい表情となっております。

コチラもいつもよりやんちゃ


敢えてシンプルなトーンであしらった鹿革パッチはこのジーンズを引き立ててくれておりますね。


今までには無い。
作られたことも無い。
そんなアイテムにこれまでたくさんのチャレンジをし続けた
ダルチザンの数あるアイテムの中でも
このジーンズは名作の中の1つになりそうな予感がします。


皆様
ぜひGETしてください!
4/29から大阪店にて販売スタートいたします。
(各店順次入荷する予定です。)


それでは本日はここまで!

気になるアイテムや在庫確認はお電話かメールでどうぞ!

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