オールドミシン | Studio D`artisan&SA. 

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レプリカジーンズのパイオニア ステュディオ・ダ・ルチザンのブログ


WEB 担当 西嶋 です。


今日はミシンにスポットを当ててみます。


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私たちのブランドが作る古き良き時代のジーンズ


それに欠かせないのが昔の稀少なミシン


代表的な例を上げると


裾上げ処理で使用される


皆様ご存知の「ユニオンスペシャル」
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最新ミシンの縫い目では表現できない、生地のねじれ、色落ちした時の独特のアタリがでる。
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美しい縫製


輪をつないで鎖のように見えるチェーンステッチ


いやー、やっぱりユニオンスペシャルは良い感じですね。



デニム生地、パーツ、糸などの素材


縫製仕様・シルエットパターンなどの知識


そして当時のミシン


すべてがそろう事で良いジーンズが完成します。






先日も社長から私あてに写真データが届いた..


その内容は博物館クラスのミシンの写真ばかり...


それも大量に...


何やら知り合いにコレクターがおられるようで...


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1865年のミシン(大河ドラマの「篤姫」で出て来たモノと同タイプ)


かなり古いミシンである。


(ジーンズが誕生したのが1873年と言われている..それよりもまだ古い..)


海外から日本に初めて入って来たと言われるミシンである。

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10月13日渋谷のリーバイスストアで


現存する最古のジーンズと言われている


1879年モデルのジーンズが公開されていた。


そのジーンズのお値段は何と1,200万円



上記や下記写真のミシンは何とそのジーンズより古いミシンなんですよ。


(これらのミシン 買うといくらぐらいするのかな??)


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左上 1870年 Grover Baker社

右上 1864年 Wilcox & Gibs社

左下 1860年 New England type A1

右下 1851年 Wheeler & Wilson





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こちらは比較的新しいミシン(と言っても何十年も前のモノ)

左 Union Special 52900型 インターロックミシン

右 Union Special 35800型 巻き縫いミシン



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Singer社 初期の穴カガリミシン

ハンマーで叩いてホールを空けていたらしい...


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ダルチザンの生産現場 岡山県児島

1895年 実際に児島で足袋を縫っていたミシン



などなど他にもいろいろなミシンが..


それぞれのミシン、縫い目にそれぞれの個性がある..


速度は遅いが今のミシンでは作れない


独特の美しい縫い目を作るのだろうと想像する...


いやー、古いミシンはいいですねっ


見ているだけでも楽しいです。





今、ひらめいたのですが


1873年代のジーンズが誕生する前の時代のミシンで


ダルチザンのジーンズを縫製する事は出来ないかな??


現存する最古のジーンズよりもっともっと前のジーンズを再現して...


例えば1849年モデル(ゴールドラッシュモデル)のジーンズを作るとか..



面白いと思うんですが...


実現できない....かな??