Wagner  projectも折り返し地点。
部屋を出るとちょうどSnipe1さんとばったり。一緒にCafe Kanteへ。
そこにはSnipeさんの友達のルークというライターがオランダから遊びに来ていて一緒にコーヒーを飲む。するとSnipeさんがミーティングに抜ける事になり、ルークと動物園に行く事に。
会って10分でオランダ人と一緒に動物園。
これが滅法楽しくて、こういう人付き合いは良いなーと改めて。
日本に比べて動物との距離が近く、ライオンや熊、虎、カバ、キリン、猿たちをじっくりと。
ルークともすっかり仲良しだ。



劇場に戻るとフランクフルトのライターのセバスチャンが来てて、Snipeさんと3人で近くの壁に描きに行くのに付き合う。
こうしたライター同士の繋がりはとにかく素敵で、すぐにどこで描けるの?とかバンコクのあいつ知ってる?とかあの電車やったのはさー、とか話が始まる。話が早いしお互いの街での助け合いが美しい。


セバスチャンのピース

セバスチャンのグラフィティーバイク!


劇場近くのビーガン店でスープ。結構高くて驚く。

今日は最初はソーシャルワーカーのシューのセッション。crewのみんなが自己紹介をしながら話していく。ドイツの子達はとにかくはっきり自分のことを話す。

続いてフリースタイルのワークショップをGiirが担当。
Giirはドイツ最大のMC BATTLE サイトを仕切っていてドイツ中のバトルを駆け巡る男。
フリースタイルに特化した存在。ドイツでもネットでのバトル動画は流行ってるようだ。
ポケットの中身をフロアにみんなで出してそれを使って即興したり、お互いの服をいじったり。
その中でRussakがビッチという言葉を使うと、女の子のSheraが猛然と怒りのフリースタイル。
Giirが上手く仕切ってバトルに持ち込んでいた。
Russakが、君のことを言ったのじゃないとラップすると、Sheraが女の子が部屋にいるときにその言葉を使うなら意味をちゃんと考えろ!と返す。




Giirは最後、フリースタイルバトルのトーナメントをやるが、エントリーが12人なのでどうしようか?と尋ねられたので、ベスト4に一人敗者復活を入れたら?と提案。
あ、Lucky Loserね!と言われ、英語ではそう言うのか!と初めて知る。
かなり良いバトルの連続。
オケをまんまかけて、4ないし8小節で交代していくスタイルだけど小節数は割と適当かな?
Giirは良いMCで、僕が気づくポイントも全部拾って上手く処理してた。さすがだなー。
印象的だったのは、バトルはスポーツ、そこでの言葉のやり取りはバトルだけの事にしろ、ただし触れて欲しくない話題、家族や宗教、性別などがあれば事前に申告する、と言うルール。
この問題意識は僕も日本の現場に対して持ってるもので、その話もした。
詳しくは僕のバトル本で。
ちなみにドイツ語は劇場スタッフのテレサの通訳で追っかけている。
結果、英語でライムし続けたNoaが優勝、独自の世界観を持つHazy Hackが準優勝。

crewのcoodinyが話しかけてきて、最終日の公演についての考えがある、と言うので聞く。
良いアイディアなので翌日にcrewミーティングを開くことを提案した。
大切なのは自分たちで決める事。そのスタートだけ手伝う。
さて、どうなるか?

高山さん、林さん、田中さん、ミクさんでケバブ屋でご飯。



またまた長い一日。

宇宙平和