第5話『歯車の弥七』
俺の意見は組織の上に届く前に掻き消されてしまう。
どうやらこれがこの国の民主主義というものなのだろう。
俺はただ、
社員旅行の行き先を決める会議に参加したかっただけ。
だって俺は、
ラベンダー畑になんて興味ないのに。
第3話『さよなら、ジョン・テンタ』
午前5時1分、俺の寝室が揺れた。
その影響かしらないが、
その直後から蚊が俺 の左足を執拗に責め続け、4ヶ所も刺した。
犯人は凶器を持ったまま逃亡。俺は眠れない。
地震って精神的に疲れるというのはホントみたい。
第2話『頑張れ!ジーコとJAPAN』
この国のシステムに従うのならば、
運動音痴というフォルダにドラックアンドドロップな俺だけど
ドイツでサッカーの大会が行われている事ぐらいは知っている。
というか、俺はそこそこサッカーの知識はある方だ。
元ヴェルディの石川康がボリビア生まれって事も知っているし、
元ジュビロのスキラッチが愛称の「トト」で呼ばれる時には
大抵「ゴントト」ってニコイチだった事だって知っている。
あ、シジマールのモノマネも得意だよ!
そんなサッカー通の俺がブラジルの強い理由を考えるのならば…。
ブラジルって何だか「ラブ汁」みたいじゃん。
やっぱ愛だろっ、愛。
第1話『あらすじ』
奥さまの名前はロッコ。
そして、旦那さまの名前はダーリン。
ごく普通の二人は、ごく普通の恋をして、ごく普通の結婚をしました。
でも、ただふたつ違っていたのは、
奥さまはアスペルガー症候群。
そして、旦那さまは坂本一生ほど
タンクトップが似合わなかったのです。