題名の元ネタに気付く方は、どれだけいるのでしょうか?
さっきテレビで「神田川」をやってたので聴いてましたが、やっぱ歌詞がいいですね。「趣」がある。
「若かったあの頃 何も怖くなかった ただ あなたの優しさが怖かった」
何も怖くないのに、何て贅沢な!
と、普通思うけど、それは時代背景とか色々あるわけで。そんな色々なことを考えさせられる時点で歌詞としては勝ちなわけです。
そんな感じですが、個人的に一番すげえなあと思うのが「喝采」です。ちあきなおみの名曲ですね。
最後の「それでも」に全てが集約されていると思います。
「喝采」
いつものように 幕が開き
恋の歌 うたう私に
届いた報せは 黒いふちどりがありました
あれは三年前 止めるあなた駅に残し
動き始めた汽車に ひとり飛びのった
ひなびた町の 昼下がり
教会の前にたたずみ
喪服の私は 祈る言葉さえ失くしてた
つたがからまる 白いカベ
細いかげ 長く落として
ひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた
暗い待合室 話すひともない私の
耳に私のうたが 通りすぎてゆく
いつものように 幕が開く
降りそそぐ ライトのその中
それでも私は
今日も恋の歌 うたってる