こんばんは星

先日、ちょっとビックリすることがあったので、日韓の大学進学率について調べてみました。

事の発端は、ローズ先生(私の通うヨガスタジオの先生)に誘われて、『昔は友達以上恋人未満、今はただのご近所さん』だという歯科医院の院長先生オッパとの食事に着いて行った。先生もこのオッパと会うのは久しぶりらしい。

待ち合わせ場所で待っていたのは、SUVタイプのBMW。ピチめのセーターに上質そうな茶色の革ジャンを羽織り、これまたピチめの黒の皮パン、一目でブランド物と分かるメガネをかけたオッパをローズ先生が紹介してくれた。

初めましての挨拶をして、車が走り始めると、「何が食べたい?」と聞かれたので、事前にローズ先生に言われていた通り「和食はどうですか?」と答えた。あとは、ローズ先生がうまく自分の行きたいお店に誘導してくれる。

いつものごとく、私は、適当に会話に参加して、美味しいものを食べていればいいんだけど、今回はこのオッパが旅行好きということで、日本のことを色々話しかけて来た。

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九州のすべての県名を上から順に言ってみたり、鳥取や高知の現地人しか知らない穴場の話とか、つまりは日本人の私よりも日本を良く知ってますよ、という話を次から次にして来る。

ローズ先生に事前にもらった情報では、このオッパは、自尊心が人一倍強く、自分が知らないことなどを話すと機嫌が悪くなるので気をつけるように、とのこと。もう一つは、好奇心が強く、色々聞いてくるので、ローズ先生のプライベートに関することは絶対に話すな、ということだった。

だから、「お〜」とか「すごい〜」とか、褒めまくっていたんだけど、話の流れで、私の大学時代の話になった。

すると、そのオッパがおもむろに「え、ダーリンさん大学出てるんだ。」と言ったのだ。しかも、ちょっと驚いた感じで!

そこで、私もローズ先生も一瞬ポカ〜ンチーン

で、すぐにローズ先生が「当たり前だよ〜ダーリンは私より頭いいんだよ〜!」(ちなみにローズ先生は地元大学の体育学科、大学院で社会福祉科を出ている)とフォローしてくれたんだけどね。

別に大学出てないことがどうの、とかではなくて、私の顔はどっちかというと真面目で賢そうに見えるからだ。小さい頃から「可愛い」と言われることはなくても「賢そうだね〜」と慰めのように言われたものだえーん

延世大学の語学堂にも通ってたって言ったし、ずっと海外で働いてたって話もしたのに、医院長オッパはなぜそう思ったのだろう?

私の見た目?雰囲気?立ち居振る舞い?うーん

帰って、ポンちゃんにその話をすると、「僕も初めてダーリンに会った時、大学出てないのかな?」って思ったよ〜と言いながらも、日韓の大学の進学率の違いと院長オッパがこれまで出会った日本人のバックグランドに関係があるんじゃない?って教えてくれた。

だから、前置きが長くなってしまったけど、日韓の大学進学率について調べてみた。

するとビックリ‼️

日本の4年制大学の進学率は52.6%(2017年)なのに比べて、韓国のそれは64%(2016年)もあるのだ。

これは、OECD加盟国中でもトップというからすごい!

日本は、高校や短大や専門学校を出た人がきちんと仕事に就くことも普通だし、職人文化が根付いていて、専門職をしている人は皆に一目置かれ尊敬される土台があるけど、韓国は大学、しかもソウルにある有名大学を出ていないと、のちの就職などにかなり影響してくるらしいのだ。

地方大学や無名大学出身だと最初からポジションや給料に違いがあるらしい。

だから、大学進学率は、日本よりずっと高いのに、卒業後の就職率はぐんと下がって世界でも最低レベルの64%(2015年)だというからこれまたビックリ‼️日本の大学卒業者の内定率97.6%(2017年)に比べると差は歴然!(これらの情報は、インターネットから拾って来た情報なので、どこまで正確なものか分かりませんことをご了承ください。)

韓国にいて思うのは、子供達が小さい時からめっちゃ勉強してるということ。日本でも、毎日習い事がびっしり詰まっている子供もいるだろうけど、地方都市に行くと、そこまででもないんじゃないかと思う。

でも、韓国は、馬山(マサン)みたいな地方都市でも、子供が学校から帰って来たらすぐに塾に行き、夕方まで塾のはしご、家に帰ってご飯を食べたらテコンドーやバレーの教室へ。なんて家が多いのだ。

夏休みや冬休み期間中は、習い事が朝からに変わる。

ローズ先生の3人の子供も例外ではなく、一番上の高1のお姉ちゃんのひと月辺りの習い事費用は130万ウォン(約13万円)だってポーン

ソウルにいる友達も、まだ小学校前の子供を来年から塾に入れるという。

私が「そんなに早く勉強させる必要ないと思うけど〜」と言うと、そうしたいのではなく、そうせざるを得ないのだと言う。

周りの子供たちがみんな塾に通っているので、子供達にとっては勉強しに塾に行くと言うよりも、友達に会いに塾に行く、と言う感じなのだそう。だから、子供の方から行きたがるんだってびっくり

話が逸れるけど、韓国には日本のように、近所に子供たちが走り回れるちょっとした空き地や公園みたいなのがほとんどないサッカー野球

そのかわり、アパートやマンション団地の敷地内に遊び場スペースが設けてあるんだけど、平日にそこで子供たちが遊んでいるのを見たことがない。

そお言えば、ポンちゃんも、高校を出るまでは、勉強しかしてなかったって言ってたなぁ。私が「えー、部活は?恋愛は?夜遊びは?」って聞くと、毎日学校が終わると予備校みたいなところに行って夜の10時まで勉強してたんだって。しかも、韓国は男女共学が少ないから、恋愛してる人は稀だったらしい。

そんな子供の頃から熾烈な学歴競争に巻き込まれる韓国の子供達を見れば、高い大学進学率もうなずける。

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で、結局、歯科医院長オッパはなぜ私が大学を出ていないと思ったんだろう?もし、また会うことがあれば聞いてみたいと思う。

最後にこっそりと、ローズ先生が「このオッパは半年に一回くらい会ってあげて、美味しいもの奢って貰えば十分だな。」って私に耳打ちしたからねウインク

それでは、おやすみなさ〜い🎶

ナマステ✨