ご訪問、コメント、ありがとうございます。
青木無常です。
本日は更新情報の他に記事も用意しました。
更新はこちらの一件。
『川栄李奈必見! 足の臭い対策にもなる重曹の万能っぷり』
見果てぬ夢をみる魔法
ではこちらの記事の方もどうぞ。
重いよ。
「貧困化社会の到来」
facebookには書いたけど、実はひどい下痢で
まちがいなく食中毒。
昨夜半は救急車を呼ぼうと思ったくらいです。
そんな状態で、わざわざブログを更新するのは
狂気の沙汰以外のなにものでもないのですが(^_^;)。
(ああ、ちなみに、上のBloggerの記事は
昨日書いたものが予約投稿になってるだけ)
こういう文章は思いついた時に書いておかないと、
雲散霧消してからでは遅いので、
……というのは単なる理由付けで
本当は正常な判断力がなくなっているだけかもしれませんが。
和佐大輔さんという、十代で起業して大成功した
ネット企業家のかたがいて、
私もメルマガや(値段の安い(^_^;))教材を購入しています。
その人がfaxebookに発表した内容に
思うところがいろいろあったので、
つれづれなるままにつづってみたいと思います。、
貧困化社会、などというと、何を大げさな
と思う人もいるかもしれないけど、
別にパニックになるべきだとは言わないけど
認識は改めた方がいいのではないかな、と思います。
もし、あなたがそう思っているのであれば、
ですがね(^-^)。
たぶん、二、三十年前だと思うんだけど、
テレビでインド社会にスポットを当てた番組を
なんとなく偶然見かけて、
結局最後まで見てしまいました。
神秘とかエスニックとかそういう方面ではなく、
貧困にスポットが当てられていた番組でした。
ムンバイ(旧ボンベイ)の駅に棲んで
ペットボトルを売る少年(兄弟、だったかも)の話。
ペットボトルといっても、製品仕入れるのではなく、
そのへんにあるボトルだったと記憶しています。
記憶があいまいなので、
ボトルそのものをかたづける仕事だったかもしれないし、
ボトルに水をつめて売っていたような気もしますが、
まあそのあたりのラインでしょう。
生まれた時から死ぬまで、
彼らは一生、その境遇にいつづけるしかない、
ということでした。
ムンバイは海の街なのに、
かれらは海を見たことがなかった。
もしかしたら、駅の外すら見たことがなかったかも。
そんな彼らを、テレビのスタッフたちが
海につれていった。
楽しく遊んでいる映像がさしはさまれていたような
気がします。
でも、それは一時のことで、
彼らは再び、抗いがたく死の時までつづく“彼らの毎日”に
戻っていきました。
日本人が勝手に彼らの人生に介入して、
その後かれらがどうにかなっていないかどうかが
心配ではありますが、それは今回の話とはずれるので
申し訳ないけど割愛します。
まあ考えても想像しかできませんしね。
世界の人口のどれくらいの割合が、
こういったたぐいの境遇に生まれ、生き、
死んでいく以外に選択肢のないような人生を
送らざるを得ないのかは知りませんが。
まだ他人事でしょうかね。
たぶんそうでしょう。
もう少し身近な話もしておきましょうか。
十年くらい前まで(そしてまた
戻らなければならなくなりそうな按配でもあるんですが)、
私は警備員で、主に夜中の交通誘導警備をやっていました。
以前、新聞配達は最底辺の人間が吹きだまりやすい仕事
って内容の記事をBloggerに載せましたが、
警備員も若干その要素が強いです。
仕事の内容上、派手とか奇抜な格好したやつや
犯罪暦があったり日本国籍がない人間は
基本的に雇えないらしいので
新聞配達ほどではないのですけど。
力もいらないし、きちんとやろうと思えば
もちろん頭脳も気もつかう仕事なんだけど、
頭脳も気もつかう気のない、ぼ~っと
立ってるだけの人間でもどうにか務まってしまう仕事です。
(まあ、仕事が少ない時は干されますがね、当然)
なので、落ちぶれてきた人間も多い。
私の知っている範囲でも元社長が数人いました。
ひとりは、仕事いっさいする気がなく、
何をいわれてもきょとんとして反応もほとんどないので、
まかせるポジション自体
ものすごく限られていたような人でした。
最初は、頭がおかしいのかと思っていましたが、
もしかしたらあの人はわざとああして、何もできないフリをして
できるだけエネルギーを消耗しない人生を
目指していたのかも、と思うようになりました。
それほど、人生に絶望していたのではないか、と。
でも、仕事があれば毎日そうして出てくる彼は
まだかなりマシな方だったのかも……
と思える、別の“元社長”のかたもいました。
こちらのかたは、自分がもともと会社を経営していたことを
隠そうとする気配もなく、かといって、特に自慢するでもなく、
ただ磊落した現在の状況に対しては
しょっちゅう愚痴をこぼしていました。
そりゃ磊落するのが悪いとか、
一度落ちても、また裸一貫からやり直せばいいとか、
そういうことを言うのは簡単でしょうね。
いまうまくいっているかたがたは、
口にはしなくても、おれならいつでも巻き返せる、
そう思っていらっしゃるのではないでしょうか。
現実にどうかは知りませんし、
くだんの元社長がどういう経緯で警備員まで
“落ちて”きて、そこから回復できずにいたのかは
私もくわしいことは知りません。
でもどうやら、彼自身が何かを失敗したとか
そういう話ではないようでして。
まあ磊落にはいろいろな要因が考えられるのでしょうが、
彼の場合は息子さんの放蕩が
直接の原因だったらしいです。
そんな金のなくなりかたなんて
若干想像しにくいかもしれませんが、
彼の言葉を引用すると
「あっというまに」お金が消えていったそうです。
会社も家も手放さざるを得ず、
それでも借金はなくならなかったとか。
彼は、社長としてはどうか知りませんが、
警備員としてはあまり役には立ちませんでした。
反抗とかするわけではなかったのですが、
注意しても「うん、うん、そうだね」と
右から左に流すだけで、問題点があっても
いっこうに直そうとする気配もなかった。
まあ、そういう性格にも、何か磊落の要因はあった
――と紐づけて、安心なさるのはかまいませんよ。
実際そのとおりかもしれないし。
でも、彼のためにちょっとだけいっておくと、
いいひとであったのは間違いなかったです。
仕事上は問題ありましたが、私は好きでした。
ただ、交通誘導警備員て、決まった職場が
あるわけではないし、
毎日ちがう人と仕事をするのも普通でしたから。
ここで終われば、もうひとりの元社長さんと同じく、
磊落はしたけどどうにか暮らしてる、
というレベルですよ。
ええ。
ここで終われば、まあましだったかもしれないし、
その後の巻き返しにもつなげる目は
けっこうあったのかもしれません。
でも。
彼のことはすっかり忘れてふつうに働いていたある日。
場所は新宿のヨドバシカメラ裏でした。
いつもどおり歩行者誘導をしていた私に、突然。
「○○警備保障バンザイ!」
そう声をかけてきたホームレスがいました。
びっくりしましたよ。
ホームレスに声をかけられたことなんて、
警備員をやっていたときはありませんでしたから。
でも、顔をよく見てみて、もっとびっくりしました。
そうなんですよ。
あの、息子さんの借金でいろいろなくした
“元社長”のかただったんです。
仕事中だし、くわしくはきけませんでしたがね。
向こうも、話したがらなかったかもしれません。
でもまあ、警備員もやめて、ホームレスに
なってしまったことだけは、間違いありません。
息子さんはどうしたの、ときいたら、
息子なんか知らないよ、と、つぶやいてました。
休憩時間にいっしょにコンビニにいって、
タバコを奢りました。
そして彼はまた、消えていきました。
夜の新宿の街へ、ね。
その後のことは、知りません。
身分回復するのは、難しいでしょうかね。
あっというま、だったんでしょうね。
ホームレスに一度なってしまうと、
住所がないから社会復帰が難しい
なんて話もよくききます。
実際は“その気”の起こる起こらない、
という部分もあるのでしょうけど。
そしてそのホームレスですら、
どんどん見かけなくなっている……。
生活保護でも、受けさせてもらえるようになっていれば、
それはそれでいいんですがね。
和佐さんとは別のかたのメルマガで、
“佐川女子”や“新聞配達女子”への言及もありました。
佐川急便や新聞配達で、
若い女の子を見かけるようになった、と。
それは、むかし女性がいなかった、
そういうところにしか若い女性の働き口が
なくなってきている顕れである、と。
そうですよ。
最底辺の仕事でしか、雇ってもらえる口がない。
私もその陥穽に戻らざるを得ないようです。
そして、その最低限のラインすら、
これから先、どんどん下方修正されていったら。
一週間、寝ている時間以外は働きづめでも、
生活していけなくなったとしたら、
どうすればいいんですかね。
生活保護?
いま世の中の論調がどういう方向にいきそうか、
もちろんご存知ですよね。
不正受給は許せないかもしれない。
(そこですら、メンタルな面で
シンパシーを感じる私のような人間は、
「おまえらに何がわかる」と反論したいところですがね)
でも、ほんとうに困っているひとが
緊急に保護を受けたいときに、
簡単には受けられなくなってしまうのは……。
もしかしたら、
もうそうなっているのかもしれませんがね。
お役所を説得して保護を受けられるような
まあいってしまえば“交渉力”のある人間は、
他の場面でも交渉力を発揮できるだろうから、
そもそもそういう境遇には陥らない――
というのは、穿ちすぎた見解でしょうか。
私は、決してそうは思いませんが。
日本は、先進国だとお思いですか?
この問いを発すれば、
よほど独自の視点をもってるひとか、
余人には見えないものが見えるひとか、
あるいは私のようなひねくれ者でもない限り。
いろいろ問題はあるけど、
そうだと思います。
と、お答えになるのではないかと。
まあ多分、発展途上国に戻ることは
ないのかもしれませんが。
“中流意識”という言葉が意味を失う日は
近いのではないでしょうかね。
せめて個人としてそれに備えるために、
頭と意識を改革した方がいい…
というのが、和佐さんや、いろいろなかたが
仰っていることなんでしょうかね。
じゃ、社会としてはどうすればいいのか、については、
もちろん私などにはわかるはずもなし。
いつものとおり、結論はありません。
でも、座して様子をうかがっているうちに、
気がついたら手遅れに……
てなことにだけは、なりたくはありませんね。
私はすでにその
とばくちにさしかかっているような気もします。