青木無常でございます。
私は現在失業中ですので、
就活の面接にいっております。
人と接する仕事はもう辟易なので、
そういう圧力が極力低い仕事が希望なんですけど、
まあもちろんそんな仕事はなかなかないようです。
それはそれとして、先週面接にいったところで、
おもしろい会話がありました。
施設警備の仕事の面接だったのですが、
シフトで交代しながらビルの管理をする仕事。
夜中と休日は無人になるので、
日中だけ管理。
基本的に一人での仕事なんですが。
人員が全員で、二名しかいない。
土日はビル自体が休みになるので、
休日はまあきちんとあるんですけど。
有給は、基本的に取れそうにない。
だから、まあなかばはわかっていたのですが、
面接官にきいてみたのですね。
募集条件には有給10日とあるけど、
実際はとれないと考えた方がよいのか、と。
もちろん、忌引きなど理由がある場合は、
あらかじめ言ってもらえれば大丈夫、
という解答。
何が大丈夫なんでしょうかね。
忌引きなんて、突然のことだし。
二人しか人員がいないんなら、
一人が休みをとったら、残りの一人が
二人分の時間を拘束されざるを得ないはず。
まあたいした残業時間ではない
のかもしれませんが。
でも、午前中メインのシフトと
午後メインのシフトのどっちかなので。
午前中メインの人が突然休んだら、
午後メインの人がいきなり電話で
呼び出されることになるわけです。
で、これもわかってはいたのですが、
一応きいてみたのです。
「逆にいえば、理由がなければ、
有給はとれないってことですか?」
そうしたら、逆に質問し返されてしまいましたよ。
タイトルの質問。
「用もないのに有給とる人いるんですか?」
面接官のかたに、悪気とか悪意とかは
特に感じられませんでした。
というより、ヤバい質問をされた、
という雰囲気自体が、
全く感じられなかった。
本気で、心の底から、そう思って、
こういう質問が口をついて出たんでしょうね。
日本の現状なんて、そんなもんでしょうね。
一応、こう答えときましたがね。
「でも、反論するようで申し訳ないんですが、
権利ですよね?」
まあ当然面接官のかたも、
そのへんはよくわかってたみたいで、
あわてて
「もちろん自由にとって頂いてかまいませんよ」
と言い直しましたがね。
でも、むっとしてましたね。
たぶん、彼自身も、理由なしに
有給などとることが
できないんでしょう。
彼は、自分の権利も
ないがしろにされていることに、
自覚はあるのでしょうかね。
失業する前につとめていた会社では
有給はしっかり消化させてもらっていましたけど、
それは会社がちゃんとしているというよりは、
アウトソーシングの仕事だったので。
クライアントがもともと外資系で、
そのへんの「権利意識」がしっかりしていて、
権利は行使されるのが当然、という社風が
きっちりいきわたっていたからに過ぎず。
異動の話が出たことがあるのですけど、
その時は(ちょうどお盆の時期でもあったので)
有給はどうなっているのかと、
異動候補先のマネージャーにきいたら、
鼻で笑われました。
「そんなもん、とれるんなら自分がとりたいですよ」
堂々と、そんなセリフまで飛び出してきましたよ。
この人も、自分の権利を自ら
ないがしろにしていることに、
気づいているんでしょうかね。
おそらくどちらも、しかたがない、で
すませてしまっているんでしょう。
そして、こんな類の答えを、
何のためらいもなく平気で
まるで当たり前のように口にしているからには、
こんな就業実態が明からさまになっても、
実質、ヤバいことにはならない、という意識が
根底にあるから、なんでしょうね。
実際に“法律違反”だ、と騒ぎ立ててみたら、
どうなるのか試してみればよかったかも。
でも、きっとそういう会社の方が
ふつうなんでしょうね。
今の日本ですら。
そして現状、“現在の”日本ですら、
こんな風に権利をふりかざして
騒ぐような人間には
居場所はないのでしょう。
しかたない。
みんな我慢している。
それで終わっているわけですね。
だれも、どうにかしようとも、
どうにかなるとも、考えてすらいない。
かなり以前の話ですが、
日本にきた外国人がびっくりする風習を
テレビでやっていました。
お中元とかお歳暮とかも、
びっくりする風習のひとつなんだそうです。
彼らにとっては、
きわめてナンセンスな慣習。
ただ、面白いことに、
ながいあいだ日本に滞在していると、
彼らも逆に、それが当たり前の感覚に
なってきてしまうのだそうです。
お歳暮と有給じゃ違うよ、と、もし思うのなら、
ちょっと意識が低いんじゃないでしょうか。
根は、まったく同じだと思います。
そして、お歳暮はともかく、
有給のような話になってくると、
確かに、変えるのは至難の技っぽい。
コストダウンなんて、どこの会社も必死でしょうしね。
だからもう、好きなだけ我慢して下さい。
好きなだけあきらめてしまえば、
いいじゃないですか。
私はもう、そんな世界からはおさらばしたい。
そのための準備をしていますが、
なかなかうまくいきません。
このままでいけば、
またあの世界に戻らざるを得ませんが、
そんなことにはならないと信じて、
一所懸命毎日を過ごしています。
意識も変えようと、日々奮闘中です。
変わったのか、変わってないのか、
よくわからない。
でも、よくなっているはずだと信じています。
負のスパイラルに巻き込まれるのは、
もうたくさんだ。
“否”を発するのをあきらめて、
変えようのない流れに身をまかせて、
その流れの中の小さな小さな世界で、
不機嫌を別の形に変えて
自分より弱いものにぶつける。
しかもその自覚すらない。
そんな世界に、おとなしく収まっていられることが、
大人になることなのだとしたら、
私は永久に大人にはなれないし、
なりたくもない。
まあ、それ以前に、
“大人社会”の側から、
何度も何度も、はじき出されて
きているんですけどね。
充分です。
私は猫になります。
本日は、以上です。
それでは、また~(^-^)/~~。
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