絶望の淵
どこまでオレは見放されればいいんだ。
些細な楽しみだったことが消えた。
ちょっとだけ見えた小さな光だったのに。
オレはなんのために生きている?
答えを聞かせてくれ。
悲しむために生きているのか?
悲しみがオレを支配する。
苦しみがオレを狂わせる。
生きているべきではない。
いや、死んだほうがいい。
そんな声が聞こえる。
オレは人としての喜びがほしかった。
一時の愉しみ、それも奪われオレには悲しみ、苦しみ、憎しみしか残っていない。
この一年、オレの周りには幸せになった人間しかいない。
結婚3人、付き合い始めたの4人、結婚したうち一人は子供もできた。
人間全体の幸、不幸のバランスが取れているならオレはそれらの不幸を一手に背負っているのだろう。
もうたくさんだ。
道連れに幸せ者の首を取って身投げしようか。