心偽体
幸せ者がちょっと心と体のバランスが崩れたら、死んでもいいなんて抜かしやがった。
愛する人に愛されて、幸せなはずなのに。
誰からも愛されないオレは死んでもいいどころじゃない。
なんの救いもなくただ生きているだけ。
こんな生なら、もっと長く生きたほうが良かったって思える人に残りの生を分け与えたい。
誰かに愛されている人間はきっと愛してくれている人は一人じゃない。
頼る相手が一人しかいないわけじゃない。
しんどいときはすべて利用すればいい。
きっと愛してくれてる人は無償の愛を持って喜んで利用されるだろう。
それができずに一人でしんどいって言ってても何にもならん。
頼れる人間がいるなら頼ればいい。
頼れる人間がいない人間からしたらそんなに幸せなことはない。
誰も頼れない現実。
誰からも愛されない自分。
すべてが嫌になっても生きている。
誰もオレのことなど気にしない。