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               『オヤジたちの仕事』




父「オレたちゃ~立派な仕事を成し遂げたもんだった・・・」

子「もう何度も聞いてるよ~」

父「いや!オマエはよく理解してない!」

子「オヤジの偉業は歴史に残るもんだよ~」

父「それは人類歴史上でのごく一部分を評価したものだ・・・」

子「誰もが認めていることじゃん!」

父「果たしてそう皆が考えていることかな?」

子「と思うけど・・・」

父「オマエは習ったことしか判らないからそう云っているだけだ・・・」

子「だって、本人しか判らないことだよ」

父「いずれは判る時がくる・・・」

子「いつになったら・・・」

父「オレが亡くなった頃だろう・・・な」

子「そんな先のことを云われたって」

父「お母さんと知り合って結婚し、オマエが生まれた」

  「たった一つの願いはオマエが一人前になることだけだ!」

子「それは・・・」

父「今は亡きお母さんもオマエの成長を願っておる」

子「うん・・・」

父「オレの生き方は間違っていたのか?」

子「間違ってはいないよ!偉大な事だよ!」

父「そうか?ほんとにそうか?」

子「オヤジのお陰でオレも会社を立ち上げることが出来たじゃないか!」

父「恥ずかしい父じゃ無かったのか?」

子「オヤジの背中をいつも見てたさ!」

父「そっか!そう思ってくれてたか・・・」

子「感謝してるよ!」

父「それでこそ、オレの子だ・・・」

子「オヤジにもお袋にも感謝してる!」

父「そうだな・・・これでお母さんに報告することが出来る・・・」

子「オヤジ!!」

父「お母さんとオレの子は立派になったもんだ・・・」

子「オヤジ!しっかりして!・・・」

父「疲れた・・・」

子「オヤジのお陰だ!」

父「オレの偉業は・・・オマエが立派に・・・なった・・・ことが・・・」

子「ありがとうオヤジっ!!」

父「あり・・・が・・・と・・・・・・・・」

子「お父さ~~~~~ん!」