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            外伝7その




                      『切ない思い』



ドミニクからのたくさんの手紙を一通一通読んでみた・・・



ドミニクの手紙『愛するニッチー

        まだ鹿児島なのかな?

        叔父様がお亡くなりになって悲しいことでしょうね。

        私もあれから色々考えました。

        ニッチーと私にはイバラの道であるけれど

        未知の未来もあるってこと

        私はその未知なる道を通ってみたいの。

        でも・・・不安でいっぱい。

        2人の行く道は大丈夫だよね?

        私にはニッチーしか守ってくれる人しかいないの。

        大丈夫だよね?

        愛するニッチーへ♡ 』



ドミニクの手紙『愛するニッチー

        またお手紙書きました。

        手紙でもいい。ニッチーの心が知りたい・・・

        一言でもいいからお話したい。

        愛してるよって。

        もう仕事していても不安で、自分がどうかなりそう。

        またマミーに手紙を書きました。

        正直に今の気持ちを伝えます。

        なんで結婚してはいけないのか?

        日本人だから幸せになれないのかって。

        でも私のことを大事にしてくれる人が一番だって伝えたい。

        早く帰ってきて!

        愛するニッチーへ♡ 』



ドミニクの手紙『愛するニッチー

        お元気ですか?

        電話ありがとう。明るく話をしようとしたんだけど・・・

        声を聞いてると涙が出て会話にならなかった。ゴメンね。

        今日、生理がきました。

        ベビーは来なかった。

        こんなんじゃ~ベビーも生まれてこない方がいいんだよね。

        私がこんなんじゃ~ベビーもガッカリだよね。

        明るくなるように努力する。

        今度は明るくお話する!

        愛するニッチーへ♡ 』



一通一通読むたびに苦しくなってきました。

こんなにも不安な気持ちにさせてしまったことの不甲斐なさに・・・



ニッチーの手紙『愛するドミニクへ

        鹿児島から手紙を書いています。

        一応の用事は済みました。

        明日家に帰ります。

        電話したくても出来なかったことをお許し下さい。

        また問題が増えました。

        鹿児島で叔母の手伝いをすることになりました。

        また、詳細は電話でお話します。

        愛してるよ!

        大事な大事なドミニクへ』



しばらくドミニクの手紙が止まりました。研修で手紙が書けなかった様です。

ドミニクの手紙が届いた・・・



ニクの手紙『愛するニッチー

      おかえりなさい。

      叔母様も大変だったと思います。

      私も研修で手紙も書けないくらい忙しいでした。

      とっても有意義な研修でしたよ。

      私も少しは前向きに考えられるようになりました。

      ちょっと急ぎすぎたのかもしれません。

      一緒になりたい一心で、ニッチーを苦しめてたんではないかと。

      鹿児島で働くんですね?神戸と少しだけ近づいたかな?(o^▽^o)

      私の国に比べれば近いはずなのに、こんなに遠くに感じられます。日本も広い?ふふふ

      もっともっとよく考えていけばいいんだよね。

      焦ってはダメだと言われて気付きました。

      やっぱりニッチーの言うとおり。

      ニッチーが思ってくれるだけで元気が出る感じがします。

      ニッチーが支えてくれるから私はもっと頑張る!

      愛するニッチーへ♡ 』


私たちはあまりにも急接近して焦ってしまったのかもしれません。

もっともっと愛を育む時間が必要だということを忘れていました。

結婚を反対されているのなら、認めてもらうまでに2人で努力すればいい!

焦ってしまって取り返しのつかないことになる前に

2人で智慧を出し合って頑張ればいい!

以前のように愛して愛して燃え続けていたとするならば

2人とも燃え尽きそうな感じだった。

2人の行方が判らない知らないところへ・・・

でも現実的には、生きていかなくてはならないことが大事だった。



ドミニクのマミーからの手紙が届き、その内容を知らされた時・・・