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私が高校生になった頃の話。

ある朝のこと、

朝から忙しくしている母に、「めし!」

「今、みそ汁つくってるから」

早くしてくれとせかす私。

早く起きればいいものを遅く起きて、最初の言葉が「めし!」

「早く!遅刻!遅刻!」

「はいはい!ちょっとミソが無くて薄かったかもしれん」

メシとタクワンを食べながら、かき込んで飲んだら・・・

「こんなみそ汁がのめるか!」

文句たらたら言いながら学校へ行った・・・

・・・あれから約30年経った・・・

同じく朝から忙しくしている家内に、「こんなみそ汁がのめるか!」なんて言ったことは無い!

作れば即席みそ汁もあるし・・・

やがて70になる母の髪の毛は白くなった・・・

何であんな言葉を言ったんだろう・・・

40過ぎて反省することばかりである・・・

朝早くから用事があってみそ汁作る時間が無かったのかもしれない。

夜遅くまで仕事があったのかもしれない。

自分のことだけが中心で、母の忙しさなど考えたこともなかった息子である。

当時は卵もハムも買えないくらい家計が大変だった。

「ばあちゃんの作ったベーコンエッグだっけ?美味しかったよ~」

息子はばあちゃんにリクエストしているようだ。





再度、笑顔でみそ汁を作っていたっけ・・・

「すまない・・・あれはひどい言葉だった・・・」