


調べてみようと思いまして、昔習った龍笛(りゅうてき)を手にとって吹いてみた・・・・・。
レとミとソとラの音が出な~い♪
(。・w・。 ) ププッ!多少は出たが、やはりうまく出ない!
その時は吹けたはずなのにのにのに~トホホ。(_ _ )・・・シュン
写真上が20年前に頂いた貴重な龍笛。下が練習用のプラ製の龍笛で譜面も参考に載せました。
○平調・越天楽(ひょうぢょう・えてんらく)
☆雅楽の音律
雅楽の音律も西洋音楽と同じく1オクターブ12音で構成されます。但し、12音は平均律によって
算出されるものではなく、紀元前1000年頃にすでに中国にあったと言われる三分損益法と呼ばれるもの
です(ピタゴラス律)。また基準音も現在一般的に用いられているA(ラ)=440Hzではなく、
A=430Hzとして調律されます。
☆雅楽の調子
現在、雅楽では6種類の調子(Key)が残されています(昔はもっとあったようです)。
基準音 名 称
D(レ) 壱越調(いちこつちょう)
E(ミ) 平 調(ひょうぢょう)
G(ソ) 双 調(そうぢょう)
A(ラ) 黄鐘調(おうしきちょう)
B(シ) 盤渉調(ばんしきちょう)
E(ミ) 太食調(たいしきちょう)
上記のように分けられますが、雅楽は西洋音楽のように調性の音楽ではなく、旋法の音楽であると
言われています。そのため楽理的に明確に説明することが難しく、慣れないと各調の特徴がわかりませ
ん。
☆管絃の編成
一般的な管絃の編成は笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)の管楽器が各3人、
琵琶(びわ)・箏(こと)の絃楽器が各2人、鉦鼓(しょうこ)・鞨鼓(かっこ)・太鼓(たいこ)
の打楽器が各1人の計16人編成が標準です。但し、これは決まり事ではなく演奏団体によって様々
です。
雅楽の管絃では西洋音楽のオーケストラのように指揮者がいません。その代わりに曲全体の流れや
テンポを統率する役目を担うのが鞨鼓の奏者で、ほとんどの演奏団体では楽長など経験豊富なベテラン
奏者が担当します。また管楽器と絃楽器にはそれぞれ主奏者が決められており、管楽器の主奏者を音頭
(おんど)、絃楽器の主奏者を面琵琶(おもびわ)・面箏(おもごと)と呼びます。
☆楽曲の構成
管絃の演奏では通常は1つの調子の曲のみを演奏します。1回のコンサートで2つ以上の調子を演奏
することはほとんどありません。
演奏会のプログラムでは、まず最初に音取(ねとり)と呼ばれる1分くらいの短いチューニングの
ための曲が演奏されます。これは各楽器の主奏者と鞨鼓のみで演奏され、チューニングを合わせる目的
(特に絃楽器)と、観客に対してこれから演奏する調子の雰囲気を提示するという2つの目的で行われ
ます。
音取が終わると楽曲を演奏します(音取に対して当曲(とうきょく)と呼ばれます)。当曲は龍笛の
音頭のソロから始まり、笙・篳篥・琵琶・箏の順で演奏に参加してゆきます。
雅楽とは?
日本における『雅楽』とは、上代より我が国に伝わる御神楽(みかぐら)・東游(あずまあそび)・
大和歌・久米歌などの歌謡と舞、5世紀頃から伝来する大陸系の楽舞、そして平安時代に笙・篳篥
(ひちりき)・龍笛を伴奏楽器として成立する催馬楽(さいばら)・朗詠等の声楽の総称である。
これらはいずれも千数百年の伝統を有し、世界の最も古い音楽文化財として歴史的価値を持つ。
特に、雅楽における和声と音組織は西洋音楽のそれと異なるものであり、高い芸術的価値を備えるもの
である。
今日『雅楽』は、アジアの音楽と舞がこの日本で結実した「東洋の総合芸術」として世界から熱い注目を
集めている。
☆雅楽の分類
1)日本古来の楽曲
上代(奈良時代)以前から、我が国に伝わるとされる音楽と舞。主に神道儀礼の中で培われ、育まれて
きた。
神楽歌(かぐらうた)・東游(あずまあそび)・倭歌(やまとうた)・久米歌(くめうた)・大歌(
おおうた)・誄歌(るいか)などの歌謡と、それらに付随する舞がある。
2)外来の楽舞
5世紀以降、アジア諸国から伝来する楽舞。次の2系統にわかれて伝承されてきた。
・唐楽 (とうがく:インド・イラン・ベトナム・中国などに起源を持つ楽曲と舞。)
・高麗楽 (こまがく:主に朝鮮半島に起源を持つ楽曲と舞)
なお、左右両部制の下では、原則的に唐楽の伴奏で舞う舞楽を「左方の舞」、高麗楽の伴奏で舞う
舞楽を「右方の舞」と分類した。
また、これらを参考にした国産の楽舞も多く存在する。
3)平安時代の新作歌曲
・催馬楽 (さいばら:各地の民謡・流行歌が都の貴族により、雅楽風に編曲され、雅楽器の伴奏に
よって歌われるようになったものが、宮廷音楽のひとつに取り入れられ、大流行した。)
・朗詠 (ろうえい:漢詩に旋律をつけ、雅楽器の伴奏で歌う歌曲。15作品が現在に伝えられて
いる。)
☆演奏形態による分類
1)管絃(かんげん)
外来の音楽の演奏形態。以下の楽器により演奏される。
三つの管楽器 (=『三管』:笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき))
三つの打楽器 (=『三鼓』:鞨鼓(かっこ)・太鼓(たいこ)・鉦鼓(しょうこ))
二つの絃楽器 (琵琶(びわ)・筝(そう))
※上記は唐楽の場合。高麗楽の場合は龍笛の代わりに高麗笛(こまぶえ)を、鞨鼓の代わりに三ノ鼓
(さんのつづみ)を用い、現在は絃楽器を用いないことが多い。
『管絃』ということばは、オーケストラの邦訳『管弦楽』のもととなった。
2)舞楽
管絃で用いる楽器の伴奏で舞われる舞曲。現行の形式では絃楽器は用いられない。
広義では、日本古来の楽曲に付随する舞も含まれる。
3)歌謡
催馬楽・朗詠等の楽曲を、管楽器の伴奏で(催馬楽は絃楽器も使用)、笏拍子を打ってうたう
演奏形式。
鳳笙 - 天からさしこむ光
龍笛 - 空を舞い立ち昇る龍
篳篥 - 地にこだまする人の声
寸法:(龍 笛りゅうてき)長さ40cm 内径1.3cm
(高麗笛りゅうてき)長さ36cm 内径0.9cm
(神楽笛かぐらぶえ)長さ45cm 内径1.8cm
「龍笛」は管弦/左方舞楽/歌曲および久米歌・大和歌・大歌、「高麗笛」は右方舞楽と東遊、「神楽
笛」は神楽歌に使われる笛です。
材質は篳篥と同じく、竹製で両端に樺巻きがされています。「龍笛」は7孔・「高麗笛」と「神楽笛」
は6孔(六つの穴)で作られています。
主旋律を受け持つ篳篥に比べ、はるかに広い音域を持つ横笛は、旋律に彩りを添えるように動き回り、
装飾的な奏法も多く見られます。但し、これは管弦や舞楽の場合で、その他の楽曲では篳篥(歌)と
ユニゾンで奏されることが多くなります。また、音は「高麗笛」は「龍笛」よりも1音高く、逆に
「神楽笛」は1音低くなっています。
「龍笛」はその名のとおり、空を舞う龍の鳴き声であると言われており、天を表す「笙」・空を表す
「龍笛」・地(人)を表す篳篥で合奏することによって、1つの宇宙を表していたと伝えられていま
す。
(以上 サイトより抜粋)