みなさんも業務でよく利用されているマイクロソフト社の発表用ソフト、じゃなくてプレゼンテーション用ソフトの「PowerPoint」であるが、本日は少し指向を変えて、小噺形式で同ソフトにかかわるエピソードを紹介してみる。
【PowerPoint ~仕上げました~】
とあるカンファレンスの資料作成を上層部から依頼されたので、10ページ前後のプレゼン資料を作成した。
何度か修正の依頼があり、言う通りに対応し、最終版を担当役員へ提出した。
翌日、その役員から返信があり、また修正の依頼かと思いメールを開いてみると、特に問題はなさそうな気配であったが、「私の方で仕上げましたので、確認してください」と書いてあった。
「仕上げました」とは??私はどう仕上げたのか理解できなかったので、ひとまずファイル名に「Final」の文字が加えられた添付ファイルを開けてみた。
ところが、確かに多少の文言変更等はされていたが、「仕上げた」と言うには遠く及ばない、というよりも、私の提出した最終版とほぼ同じ内容であった。「一体何をしたんだろう?」、最後のスライドまで辿り着いたその時、ある予感が私の頭を駆け抜けた。
その“パワポ”を「スライドショー」にしてみると・・・なんと素晴らしい、マウスでクリックするたびにさまざまなアニメーションが繰り広げられるではないか!圧巻だったのは、ある一覧表の入ったスライドである。
最上部の項目のみの行から、クリックするたびに表の各行が1行ずつ下へ現れるではないか!
このスライドを想像して欲しい。あまりの凄い仕上げに、私がしばし呆然としたのは言うまでもない。
※ちなみに、私はアニメーションを全くといっていいほど使用しない。エピソード-2も乞うご期待。
ここで、パワポの画期的なスライド事例をいくつか挙げてみる。
●スライド数が多く、1枚のスライドに「なぜか!?」、「XXだった」のようなコメントのみ書かれている。
●表が貼り付けてあるが、絶対に見えないぐらい字が小さい。
●グラフの項目が多過ぎて(例:47都道府県別の円グラフ)、何を伝えたいのかよく分からない。
●余計な画像が貼り付けてあり、それがまた虚しく動いていたりする。
「こんな画期的なスライド作る人いないでしょ」と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、みなさん紙芝居を作るのがお好きなようで、全て実際に見ることのできる事例である。
逆に、「このパワポは、あの人にしては出来過ぎているな」と感じたことはないだろうか?
そういう時は、「あの資料良かったのでシェアして」とか何とか言ってファイルを入手し、プロパティを確認してみるといい。それなりの確率で、作成者が広告代理店やコンサルティング会社になっていたりする。