転職 | 社会人の福音書 - Gospel of Business Players

私はいろいろな人からよく転職の相談を受ける。先日もある知人から、ここで転職に関する内容を取り上げてみては?というご意見をいただいたので少々触れてみることにするが、私から書けることはそれほど多くないと思っており、「なんだ、そんなことか」と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、ご容赦いただきたい。


まず、相談の中で意外と多いのが、転職活動を始める時点で迷っているということである。実は、転職活動全体のプロセスの中で「迷う」ことがあってしかるべきなのは基本的に一ヶ所しかないと考えているが、どの時点のことを指しているかお分かりだろうか?答えは、「内定(オファーレター)をもらった後」である。内定をもらった後は、その会社に行こうか行くまいか?、内定をもらっている別の会社とどちらにしようか?、迷うことは当然ある。

※案件に対して応募するか否かは、迷うくらいなら出せば良い。


しかしながら、始める時点で行動を起こすかどうか迷う人が多く、私はいつも「少しでも転職を考えているなら、とにかくまず始めること」を強く伝えている。以下の理由をご覧いただけば、ご納得いただけるはずだ。


・転職活動をしたからといって、必ずしも転職しなくてはならないわけではない。

・内定をもらっても、現職が良いと思えば断ればよい。

・会社を移りたいと強く思い始めた時に活動を始めても、すぐに好ましい案件があるとは限らない。

・活動することによって得るものもあり(やって損をすることはない)、違った角度からの自己分析もできる。


転職活動を始めてもいないのに、活動を始めた後の事や内定をもらった時のことを心配する人が少なくないが、それは、「好きな人に告白すらしていないのに、“相手から結婚を迫られたらどうしよう”と悩んでいる」ようなもので、明らかに余計な心配である。今まさに迷っている方は、今からでもすぐに始めて欲しい。


他に言えることは、どうしても業界を変えたい方は別だが、可能な限り自分のキャリアに一貫性を持たせた方が良いという当たり前のことくらいで、それ以外のことは各々のキャリアや状況によって異なるので、私の方からここに書けるようなことはあまりない。もしもご質問やご相談などありましたら、コメント等でいただければ、できる限りこの場で回答していきます。


あとは、みなさんご存知の通り『運と縁』がかなりの部分を左右するので、積極的な行動を取らなければチャンスを逃してしまうが、とにかく焦らないことである。別に採用面接に落ちたからといって死ぬわけではないし、逆に落ちた方が良かった場合(その会社と相性が合わない)が多々あるのも事実だ。また、面接する側のレベルも高くないことが多いし、中身の無い候補者のハッタリにまんまと騙される面接官も多い(※)ので、あなたの人格や能力が否定されたわけでもなんでもないということを常に忘れないで欲しい。

※鳴り物入りで入社してきて期待外れに終るケースが後を絶たないのは、明らかにこれが原因だろう。スポーツ界のように数値化された実績が公に出ているわけではないのだから。


あとはひたすら良縁を待つこと。無理に高嶺の花と結婚すると、後で大変ですよ。