10年前、時を止めてしまった夢が
再び、動き出す。
『最期』の瞬間を迎えるために。
皮肉にも、それが
あたしの『夢』が叶う瞬間になったりもするんだけれど。
10年前、田舎の高校生だったあたしは
『黒夢の清春』さんをこの目で見ることができなかった。
初めて見た清春さんは、新しい扉を開けた後だったから。
10年経った今、
あの頃の名前を背負って
もう一度だけ
ステージに立ってくれるなら
あたしはその瞬間を見届けたい。
それはもう叶わないと思っていた、18歳のあたしの夢。
あたしにROCKというちいさな光を与えてくれた『黒夢の清春』さんの
最期のときを一緒に迎えたい。
すべての『今』があの日の続きなら
叶えに行きたい。
10年前に時を止めたまま眠り続けていた、あたしの夢を。