茶の灰は使ひ回さず新たしく
尉は消壺 灰は灰壺 道舜

 

 えー、これは師匠に言われたことを覚えておくようにするために詠んだ道歌です。

 

 灰は使ったら尉(じょう=炭の燃えのこり)が混ざるので、篩って使いまわしするのではなく、常に新しいものを使いましょう。


 使い終わった灰は別にしてを取っておきます。尉は掬って消壺に、灰は灰壺にためておきましょう……というだけの道歌ですw

 

 これは、灰を使いまわした人がいたということで(というか普通は使い回すと思うんですが)、そんなことをしてはいけませんということだそうです。

 

 なんでかというと混ざった尉に火が燃え移り、とんでもないところから火が出ることがあるからなんだそうで。

 

 いくらなんでも篩ってからじゃないと使わないでしょ!と思ったんですが、尉が砕けると粗目を通ってしまうからなんだとか。

 

 師匠、灰をどれだけ作ればいいんですか……。