不安で
何が幸せか
分からなくなる
幸せが
何なのか
最初から
知らなかったのかもしれない
青い空
白い雲
咲き誇る桜
子供たちの楽しげな声
全ての命が輝いていて
雨の日にも
雫の一粒一粒に
銀色の世界が
詰め込まれる
君は傘をさして
澄んだ水たまりの
波紋を見つめていた
その横顔に
雨を好きになった
やがて空は晴れて
夕焼けが萌える
君の横顔が
橙色に染まって
ふんわりとした風が
君の髪をなでていく
僕は風になって
君の髪を
そっと
そっと
幸せの香りが
子供の頃の
あの空に
そうだ
幸せは
一瞬のゆるやかな
風にのせて
