東京、静岡、石川で3人発症=印刷会社の胆管がん17人に―全国調査で判明・厚労省
時事通信 7月10日(火)8時44分配信

 大阪市内の校正印刷会社の元従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、厚生労働省は10日、全国の印刷事業所561カ所を調べた結果、新たに東京都と静岡県、石川県の3事業所で計3人が胆管がんを発症していたと発表した。既に判明している大阪、宮城両府県を合わせると発症は計17人となり、厚労省のまとめではうち8人が既に死亡している。
 小宮山洋子厚労相は閣議後の記者会見で、「あまり多くの広がりがなかったことは良かったが、法令が守られていないところもあり、(法令順守を)徹底したい」と述べた。原因究明のため専門家による調査チームをつくるほか、電話相談の窓口を設けることも明らかにした。
 厚労省によると、新たに判明した3人のうち、東京の70代男性と石川の60代男性は既に死亡。静岡の40代男性は在職中という。
 調査対象のうち、383事業所では有機溶剤の中毒を予防する規則が守られていなかった。地下にある事業所はなかったが、窓のない所は9カ所あった。
 最初に問題が発覚した大阪市の校正印刷会社は地下室に作業場があり、12人が胆管がんを発症。厚労省の調査ではうち6人、関係者によると7人が死亡したとされる。 

最終更新:7月10日(火)12時8分

原因物質は判らないのかな.
特殊な物質を吸い込んで発症するようなので印刷会社勤務の人はご注意を。

暗黒の稲妻