新燃岳>大噴火から1年5カ月、火口を真上から見た
毎日新聞 7月8日(日)10時9分配信


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噴火口がぽっかりと口を開けた新燃岳=宮崎・鹿児島県境で、本社ヘリから津村豊和撮影
 宮崎・鹿児島県境にそびえる活火山、新燃岳の火口を真上から見た。大噴火から1年5カ月。大気を震わせ、下界に灰をまいた荒ぶる山は今、沈黙の時間を延ばしつつある。煙がやみ、上空のヘリからは噴火口の暗闇が見えた。

 景勝・新燃池にできた溶岩ドームはくぼみ、硫黄成分が白くたまっている。気象台の観測では、4月中旬あたりから噴煙が途切れる日が増え、6月の噴煙の確認は8日間のみ。火口からの警戒範囲は26日に3キロから2キロに縮小されたが、噴火警戒レベルは依然として入山規制の「3」。人を寄せ付けない。【津村豊和】

最終更新:7月9日(月)20時57分

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暗黒の稲妻