6球団スカウト熱視線 福岡工大城東・笠原 12K完全!兄は巨人右腕
スポニチアネックス 7月9日(月)7時12分配信


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<福岡工大城東・新宮>6回無安打12奪三振と新宮打線をパーフェクトに抑えた福岡工大城東・笠原
 ◇福岡大会2回戦 福岡工大城東10―0新宮(2012年7月8日 桧原公園)

 第94回全国高校野球選手権大会の福岡大会で、今秋のドラフト候補、巨人・笠原将生投手(21)の弟・大芽投手(3年)が、新宮相手に6回参考記録ながら完全試合を達成した。

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 最速145キロ左腕は巨人、中日、ヤクルト、DeNA、楽天、ソフトバンクの6球団15人のスカウトが視察する中、打者18人から12三振を奪う快投をみせた。

 笠原は、涼しい顔で整列に加わった。父も、兄も届かなかった甲子園へ。6回参考記録ながら、今夏の全国一番乗りとなる完全試合で、その一歩を踏み出した。

 「初めは緊張しましたが、3人で抑えられて落ち着いて自分の投球ができました」

 初回は3者連続三振。2回以降も高めに伸びる直球とスライダーのコンビネーションで三振の山を築いた。最速141キロ。自己最速の145キロには届かなかったが、切れと制球力は抜群。常にストライク先行で3ボールは一度もなかった。球数は63球。外野に飛ばされることなく12三振を奪った。「(6回を終え)さすがに(完全試合を)狙ってみようと意識した」と大記録に色気を見せた直後、打線が爆発してコールドゲームとなった。

最終更新:7月9日(月)8時10分

将来楽しみだね。

暗黒の稲妻