<在留管理>新制度スタート 「カード」を交付
毎日新聞 7月9日(月)10時14分配信


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9日から導入される「在留カード」(右)と、廃止される「外国人登録証」
 3カ月以内の短期滞在者などを除く外国人正規滞在者(中長期在留者)に「在留カード」を交付する「新しい在留管理制度」が9日、スタートした。同日早朝、羽田空港(東京都大田区)の入国審査場では、米国籍の男性が同制度で初の在留カードを手にした。

 羽田空港では、8日深夜から法務省入国管理局の担当者らが新制度への移行に向けて待機。日付が9日に変わると、入国審査ゲート上の看板の表示を新しくする作業を行い、カード交付用窓口の表示を「中長期在留外国人」に変えた。

 9日午前4時半過ぎ、米ロサンゼルスからの航空機に搭乗していたうち2人が初めて在留カードの交付手続きを実施。第1号の取得者となった米テネシー州のカルロス・ショーさん(37)は「山形の小中学校で英語を教えるため、初めて日本に来た。今日から在留管理制度が新しくなることは知らなかったので、第1号だと聞いて、とてもラッキーな気分だ」と驚いていた。

 新制度の導入により外国人登録証が失効するため、既に国内に滞在している中長期在留者は9日以降、在留カードへの切り替えを行うことになるが、不法滞在者は新制度の適用外で、カードを取得できない。【伊藤一郎】

最終更新:7月9日(月)11時9分

3カ月以内の短期滞在者などを除く外国人正規滞在者(中長期在留者)に「在留カード」を交付する「新しい在留管理制度」が9日、スタートした様だ。

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