露首相きょうにも択捉入り 閣僚10人同行
産経新聞 7月3日(火)7時55分配信

 【ウラジオストク=遠藤良介】北方四島を事実上管轄するロシア・サハリン(樺太)州からの情報によると、メドベージェフ首相は、早ければ3日にも北方領土の択捉島訪問を敢行する。領土問題をめぐって日本を強く牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 メドベージェフ氏は、これに先立つ2日、ウラジオストクを皮切りに極東各地の視察旅行を開始。択捉島には、州都ユジノサハリンスクから入る方向で準備が進められている。ただ、実際の訪問は現地の天候に左右される可能性がある。

 メドベージェフ氏にはシュワロフ第1副首相やイシャエフ極東発展相ら10人もの閣僚が同行。一行は択捉島で港湾や空港などのインフラ整備状況を視察し、クリール諸島(千島列島と日本の北方四島)の発展計画に関する会合を行う計画とされる。

 プーチン露大統領と野田佳彦首相は6月中旬の首脳会談で、領土交渉の「再活性化」に合意したばかり。ロシアは極東開発をめぐっては日本との関係拡大を望む一方、北方領土の実効支配を挑発的に誇示し、領土交渉のハードルを高めておく考えとみられる。

 閣僚を伴っての極東歴訪は、政権が重視する極東開発への意気込みを示した形だ。

 一方、メドベージェフ氏はウラジオストク近郊で建設中の住宅街を視察した際、建設責任者から「この家の防寒パネルは日本製でマイナス60度の気温まで耐え、60年間品質が保証されています」との説明を受け、「どうして日本製なのか? パネルは自前で作らなければならない」と不満そうに応じたという。

最終更新:7月3日(火)9時10分

毎回『遺憾に思う』だけで何も行動しないんだな。
舐められ放題の「崖っぷち民主党政権」(侮蔑)

暗黒の稲妻