大和もインサイダー情報漏えい=米ヘッジファンドに課徴金―監視委
時事通信 6月30日(土)0時27分配信
証券取引等監視委員会は29日、2010年の日本板硝子の公募増資に絡んでインサイダー取引を行ったとして、シンガポールなどを拠点に活動する米大手ヘッジファンドの実質的グループ会社で投資助言業のジャパン・アドバイザリー(東京)に課徴金を科すよう金融庁に勧告した。米ヘッジファンドはジャパン社を介し、増資の主幹事を務めた大和証券から未公表の増資情報を入手し、日本板硝子株を空売りすることで約1600万円の利益を得たとみられる。
他の増資インサイダー案件と同様、大和証券の内部で、企業の増資を扱う投資銀行部門と、新株を投資家に売りさばく営業部門の間でインサイダー情報を遮断する業務隔壁が機能していなかったとみられている。
3月以降、監視委が増資インサイダー取引で課徴金を勧告するのは5件目、海外ヘッジファンド対象の勧告は初めて。このうち3件で野村証券の関与が判明し、最近ではSMBC日興証券も公募増資に絡む不正取引で業務改善命令を受けており、国内証券大手3社で相次いで、市場の公正さをゆがめる重大な問題が発覚する異例の事態となった。
最終更新:6月30日(土)1時10分
証券取引等監視委員会は29日、2010年の日本板硝子の公募増資に絡んでインサイダー取引を行ったとして、シンガポールなどを拠点に活動する米大手ヘッジファンドの実質的グループ会社で投資助言業のジャパン・アドバイザリー(東京)に課徴金を科すよう金融庁に勧告したそうだ。
暗黒の稲妻
時事通信 6月30日(土)0時27分配信
証券取引等監視委員会は29日、2010年の日本板硝子の公募増資に絡んでインサイダー取引を行ったとして、シンガポールなどを拠点に活動する米大手ヘッジファンドの実質的グループ会社で投資助言業のジャパン・アドバイザリー(東京)に課徴金を科すよう金融庁に勧告した。米ヘッジファンドはジャパン社を介し、増資の主幹事を務めた大和証券から未公表の増資情報を入手し、日本板硝子株を空売りすることで約1600万円の利益を得たとみられる。
他の増資インサイダー案件と同様、大和証券の内部で、企業の増資を扱う投資銀行部門と、新株を投資家に売りさばく営業部門の間でインサイダー情報を遮断する業務隔壁が機能していなかったとみられている。
3月以降、監視委が増資インサイダー取引で課徴金を勧告するのは5件目、海外ヘッジファンド対象の勧告は初めて。このうち3件で野村証券の関与が判明し、最近ではSMBC日興証券も公募増資に絡む不正取引で業務改善命令を受けており、国内証券大手3社で相次いで、市場の公正さをゆがめる重大な問題が発覚する異例の事態となった。
最終更新:6月30日(土)1時10分
証券取引等監視委員会は29日、2010年の日本板硝子の公募増資に絡んでインサイダー取引を行ったとして、シンガポールなどを拠点に活動する米大手ヘッジファンドの実質的グループ会社で投資助言業のジャパン・アドバイザリー(東京)に課徴金を科すよう金融庁に勧告したそうだ。
暗黒の稲妻