長くは資金調達できない…スペイン首相が危機感
読売新聞 6月28日(木)10時32分配信

 【パリ=三井美奈】スペインのラホイ首相は27日に国会で演説し、国債利回りが7%近い高水準で推移していることについて、「このままでは政府は長くは資金調達できない」と述べ、強い危機感を示した。

 ユーロ圏は9日にスペインの銀行に対する最大1000億ユーロ(約9兆9500億円)の支援を決めたが信用不安はやまず、スペイン国債(10年物)利回りは一時、危険水準とされる7%を突破。その後も6・5%超で高止まりして借り入れコストがかさんでいる。

 ラホイ首相は演説で「イタリアやほかの国々も市場での資金調達が困難になっている」と警告し、28日からの欧州連合(EU)首脳会議で対応を打ち出すよう、各国首脳に訴えた。

最終更新:6月28日(木)10時32分

スペインのラホイ首相は27日に国会で演説し、国債利回りが7%近い高水準で推移していることについて、「このままでは政府は長くは資金調達できない」と述べ、強い危機感を示したそうだ。

暗黒の稲妻