西武沼津店、そごう呉店を来年初めに閉鎖 セブン&アイHD
産経新聞 6月27日(水)9時54分配信

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は27日、百貨店の西武沼津店(静岡県沼津市)と、そごう呉店(広島県呉市)を2013年初めに閉鎖する方針を明らかにした。全国の百貨店売上高は昨年まで15年連続で減少しており、特に地方店の不振が続く。セブンは西武池袋店(東京都豊島区)など大都市の主力店に経営資源を集中し、収益の改善を図る考え。

 セブン&アイHD傘下の百貨店の閉鎖は、今年1月のそごう八王子店(東京都八王子市)以来となる。今回、閉鎖方針を決めた2店は、郊外型のショッピングセンターなどとの競合で売上高の減少が続いていた。

 全国的な売り上げ不振を受け、大手百貨店各社は地方店を閉鎖し、集客の見込める都市部の主力店の改装・増床で収益を確保しようとしている。ただ、都市部では外資系のファストファッションや衣料品専門の大型店が相次いで出店し、競争が激しくなっている。

最終更新:6月27日(水)11時37分

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