シリア大統領「真の戦争状態」=総動員命令、首都近郊で激戦
時事通信 6月27日(水)6時7分配信

 【カイロ時事】シリアのアサド大統領は26日、先に発足したヒジャブ内閣の閣議に出席、「あらゆる角度から見てわれわれは真の戦争状態にある」と宣言した。さらに、「戦争状態にあるとき、全ての政策やあらゆる組織、部門は戦争の勝利に向けて動く必要がある」と述べ、総動員態勢で反体制派を壊滅させるよう命じた。
 アサド大統領がここまで踏み込んだ表現で危機感をあらわにしたのは初めて。一方、大統領は、西側諸国からの退陣要求について、「(西側は)収奪するばかりで与えることがなかったのはあらゆる機会に証明されている」と述べ、改めて拒否した。
 在英人権団体「シリア人権監視団」によると、首都ダマスカス郊外の精鋭部隊、共和国防衛隊の本部付近では26日、政府軍と反体制武装組織が激しく交戦した。同監視団代表はAFP通信に「首都に近い場所で初めて大砲が使われた。首都近郊での最も激しい戦闘であり、重大な情勢の進展だ」と語った。 

最終更新:6月27日(水)8時42分

こういう争いがあると何時も犠牲になるのは民衆な気がするんだが。

暗黒の稲妻