ソニーとパナソニックが有機EL提携で合意、来週にも発表へ
ロイター 6月22日(金)8時53分配信


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6月22日、有機ELテレビ事業で提携交渉に入ったソニーとパナソニックが、量産技術を共同開発で合意する見通しになった。複数の関係筋がロイターに明らかにした。都内で5月撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
[東京 22日 ロイター] 有機ELテレビ事業で提携交渉に入ったソニー<6758.T>とパナソニック<6752.T>が、量産技術の共同開発で合意する見通しになった。週明けにも発表する。複数の関係筋が22日までにロイターに明らかにした。

ソニーの有機EL技術は、低分子の有機材料を高温で気化してパネルに吹き付ける「蒸着方式」を採用。すでに25型の業務用モニターで実用化しているが、大型化や量産コストに技術的な課題がある。これに対して、パナソニックは高分子の材料をパネルに塗布する「印刷方式」を研究開発しており、大型化とコスト競争力に強いとされる。両社の強みを生かして大型有機ELパネルの量産技術の確立に向けて協働する。

すでに、ソニーは台湾の友達光電(AUO)<2409.TW>と有機ELパネルの共同生産に向けた技術開発を進めていることが明らかになっている。一方で、パナソニックは300億円を投じて液晶パネルの姫路工場(兵庫県姫路市)で量産試作ラインの設置に着手している。パナソニックは自社工場での本格的な量産投資には否定的な考えを示しており、AUOの工場での共同生産に合流する可能性もある。

韓国サムスン電子<005930.KS>とLG電子<066570.KS>は今年中に55型の有機ELを発売する計画。大型テレビ発売では韓国勢が先行する見通しだが、有機ELは本格的な量産技術に開きはないとの指摘もある。有機EL事業は、大型テレビとしての販売だけでなく、パネルとしての用途にも広がりが期待されており、日本勢の大手テレビメーカー2社が手を組んで、巻き返しを図っていく。

(ロイターニュース 村井令二)

*本文中の誤字を修正して再送します。

最終更新:6月22日(金)12時18分

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VHSとベータ、SDカードとメモリースティック、3DOとプレステ、企画主導権で互いに争い、ユーザーは見極めに苦労されられた経験者として、何とも言いがたい寂しさみたいなのは感じるがこれも時代の流れなのか。

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