シリア政府軍、ホムス砲撃強化 監視団停止後 死者80人超す
産経新聞 6月18日(月)7時55分配信
【カイロ=大内清】内戦状態にあるシリアの反体制派からの情報によると、アサド政権側の軍部隊は17日、反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点がある西部ホムスへの砲撃を強化、同国各地でも戦闘が相次ぎ、16、17日の2日間だけで双方の戦闘員や市民ら80人以上が死亡した。
同国に展開する国連シリア監視団(UNSMIS)が16日、戦闘激化で安全確保が難しくなったことを理由に活動を停止したことで歯止めがなくなり、政権側が本格的な攻勢に乗り出している可能性もある。
こうした中、アサド政権打倒を目指す反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会」は、監視団の活動停止は「政権側を利するだけだ」と強調。その上で、国連安全保障理事会に対し、現在は武器の携行を認められていない監視団に武装を認める新たな決議を採択するよう求めた。
監視団への攻撃が恒常化し死傷者が出ることも懸念される中、監視団への武装容認を突破口に、国際社会による武力介入に道筋をつけたいとの狙いがあるとみられる。
ホムスで攻撃の対象となっているのは、ハーリディーエなど主にイスラム教スンニ派が居住する地区。反体制派活動家の一人がロイター通信に語ったところでは、アサド大統領の出身宗派であるアラウィ派の民兵集団「シャッビーハ」が病院などを占拠していることから、けが人の多くは満足に治療も受けられない状態だという。
最終更新:6月18日(月)13時57分
内戦状態にあるシリアの反体制派からの情報によると、アサド政権側の軍部隊は17日、反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点がある西部ホムスへの砲撃を強化、同国各地でも戦闘が相次ぎ、16、17日の2日間だけで双方の戦闘員や市民ら80人以上が死亡した様だ。
暗黒の稲妻
産経新聞 6月18日(月)7時55分配信
【カイロ=大内清】内戦状態にあるシリアの反体制派からの情報によると、アサド政権側の軍部隊は17日、反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点がある西部ホムスへの砲撃を強化、同国各地でも戦闘が相次ぎ、16、17日の2日間だけで双方の戦闘員や市民ら80人以上が死亡した。
同国に展開する国連シリア監視団(UNSMIS)が16日、戦闘激化で安全確保が難しくなったことを理由に活動を停止したことで歯止めがなくなり、政権側が本格的な攻勢に乗り出している可能性もある。
こうした中、アサド政権打倒を目指す反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会」は、監視団の活動停止は「政権側を利するだけだ」と強調。その上で、国連安全保障理事会に対し、現在は武器の携行を認められていない監視団に武装を認める新たな決議を採択するよう求めた。
監視団への攻撃が恒常化し死傷者が出ることも懸念される中、監視団への武装容認を突破口に、国際社会による武力介入に道筋をつけたいとの狙いがあるとみられる。
ホムスで攻撃の対象となっているのは、ハーリディーエなど主にイスラム教スンニ派が居住する地区。反体制派活動家の一人がロイター通信に語ったところでは、アサド大統領の出身宗派であるアラウィ派の民兵集団「シャッビーハ」が病院などを占拠していることから、けが人の多くは満足に治療も受けられない状態だという。
最終更新:6月18日(月)13時57分
内戦状態にあるシリアの反体制派からの情報によると、アサド政権側の軍部隊は17日、反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点がある西部ホムスへの砲撃を強化、同国各地でも戦闘が相次ぎ、16、17日の2日間だけで双方の戦闘員や市民ら80人以上が死亡した様だ。
暗黒の稲妻