<年金消失>AIJ社長、近く強制捜査…警視庁
毎日新聞 6月17日(日)2時32分配信
AIJ投資顧問による企業年金消失問題で、警視庁捜査2課は同社の浅川和彦社長(60)と傘下のアイティーエム証券の西村秀昭社長(56)ら数人について、近く詐欺容疑などで強制捜査に乗り出す方針を固めた。1000億円を超す巨額の年金資産を消失させた問題は刑事事件に発展する見通しとなった。
浅川社長は国会での証人喚問で「だますつもりはなかった」と犯意を否定。しかし捜査2課は、水増しした虚偽の運用実績に基づき顧客の厚生年金基金から資金を集めていた行為が、詐欺容疑に当たると判断した模様だ。
証券取引等監視委員会のこれまでの調べで、AIJが年金基金に虚偽の運用実績を示して勧誘していたほか、09年4月以降は新規顧客からの受託資産を解約顧客への支払いに充てていたことが判明。この際、新規顧客には、目減りした投資信託の価格を虚偽の運用実績に基づき水増しした価格で販売したことも分かっている。
捜査2課はこうした事業実態について4月から捜査を開始。年金基金側の聴取を進めるとともに、浅川、西村両社長からも任意で事情を聴き、取引実態の解明を進めてきた。【前谷宏、浅野翔太郎】
最終更新:6月17日(日)2時32分
AIJ投資顧問による企業年金消失問題で、警視庁捜査2課は同社の浅川和彦社長と傘下のアイティーエム証券の西村秀昭社長ら数人について、近く詐欺容疑などで強制捜査に乗り出す方針を固めた様だ。
暗黒の稲妻
毎日新聞 6月17日(日)2時32分配信
AIJ投資顧問による企業年金消失問題で、警視庁捜査2課は同社の浅川和彦社長(60)と傘下のアイティーエム証券の西村秀昭社長(56)ら数人について、近く詐欺容疑などで強制捜査に乗り出す方針を固めた。1000億円を超す巨額の年金資産を消失させた問題は刑事事件に発展する見通しとなった。
浅川社長は国会での証人喚問で「だますつもりはなかった」と犯意を否定。しかし捜査2課は、水増しした虚偽の運用実績に基づき顧客の厚生年金基金から資金を集めていた行為が、詐欺容疑に当たると判断した模様だ。
証券取引等監視委員会のこれまでの調べで、AIJが年金基金に虚偽の運用実績を示して勧誘していたほか、09年4月以降は新規顧客からの受託資産を解約顧客への支払いに充てていたことが判明。この際、新規顧客には、目減りした投資信託の価格を虚偽の運用実績に基づき水増しした価格で販売したことも分かっている。
捜査2課はこうした事業実態について4月から捜査を開始。年金基金側の聴取を進めるとともに、浅川、西村両社長からも任意で事情を聴き、取引実態の解明を進めてきた。【前谷宏、浅野翔太郎】
最終更新:6月17日(日)2時32分
AIJ投資顧問による企業年金消失問題で、警視庁捜査2課は同社の浅川和彦社長と傘下のアイティーエム証券の西村秀昭社長ら数人について、近く詐欺容疑などで強制捜査に乗り出す方針を固めた様だ。
暗黒の稲妻