市立中で不適切出題、高橋容疑者の所属宗教3択で問う/横浜
カナロコ 6月15日(金)7時0分配信
 横浜市教育委員会は14日、市立洋光台第一中学校(磯子区、平野則行校長)の社会科の試験で不適切な出題があった、と発表した。地下鉄サリン事件などで特別手配されている高橋克也容疑者の所属していた宗教団体を答えさせる3択問題で、選択肢にはオウム真理教のほか、実在する宗教法人が挙げられていた。

 南部学校教育事務所によると、13日に行われた3年生計119人への中間試験で、時事問題の一部として出題。「地下鉄サリン事件で特別手配中の高橋克也容疑者が所属していた宗教団体を次の選択肢から選び、記号で答えなさい」との設問に対し、実在する宗教法人二つとオウム真理教の選択肢を示していた。

 試験監督をしていた教員が不適切と判断し、テスト終了後、学年主任に報告。同事務所は14日までに、試験を受けた生徒宅と選択肢に挙げられた宗教法人を訪問し、謝罪した。今回の問題は採点しないという。

 試験問題を作った社会科の男性教諭(40)は「生徒の時事問題への関心を確認したかった。迷惑をお掛けしました」などと話しているという。

 同事務所の鈴木栄子所長は「宗教や信仰に対する偏見や差別につながりかねない。学校への指導を徹底する」とコメントしている。

最終更新:6月15日(金)7時0分

実際に起きている社会問題に目を向けたという意味では問題無いと思うが。
選択でなく記述式にすればよかったのでは?

暗黒の稲妻