ルネサスに1000億円融資=主要株主3社と取引行
時事通信 6月15日(金)10時49分配信

 業績が悪化している半導体大手ルネサスエレクトロニクスの支援要請に対し、主要株主のNEC、日立製作所、三菱電機の3社が計500億円の融資を行う方向で調整していることが15日、分かった。ルネサスは、三菱東京UFJ銀行など主要取引銀行から計500億円も別途調達。従業員の約3割に当たる1万2000人超の人員削減と、国内生産拠点の半減を柱とする大規模なリストラに着手する。
 ルネサスの赤尾泰社長は1日、大株主3社に合計500億~1000億円の資金支援を要請。3社は難色を示してきたが、ルネサスの経営立て直しには資金的な支援が必要と判断した。ただ、NECは2012年3月期に1102億円の純損失を計上し、1万人の人員削減を進めている最中のため、ルネサス支援での負担軽減を求めた。
 このためルネサスは、主要株主3社からの支援額を計500億円とする一方、三菱東京UFJ銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友信託銀行など4行から必要に応じて約500億円まで借り入れができる既存の融資枠を活用し、総額1000億円を確保する。株主3社は、500億円の負担割合について、来週までの合意を目指す。 

最終更新:6月15日(金)12時56分

業績が悪化している半導体大手ルネサスエレクトロニクスの支援要請に対し、主要株主のNEC、日立製作所、三菱電機の3社が計500億円の融資を行う方向で調整している事が15日、判った様だ。

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