米国務長官、「ロシアからシリアへの武装ヘリ輸送」に懸念表明
CNN.co.jp 6月13日(水)13時21分配信

(CNN) クリントン米国務長官は12日、首都ワシントンで行った講演で、ロシアが攻撃用ヘリコプターをシリアに輸送しているとして非難した。

クリントン長官は米シンクタンク、ブルッキングス研究所で講演し、「攻撃用ヘリコプターがロシアからシリアに輸送される途上にあるとの情報がある。衝突の激化につながりかねない」と懸念を表明。

米国はロシアに対し、シリアのアサド政権への武器供与をやめるよう何度も促してきたと強調し、こうした武器などがデモの鎮圧などに使われることはないというロシア側の説明については「明らかに事実と異なる」と一蹴した。

この発言について米情報当局者はコメントを避けた。在米ロシア大使館からもコメントは得られなかった。

国防総省のカービー報道官は同日記者団に対し、ロシアからシリアへのヘリコプター移送については確認していないとしながらも、アサド政権軍は国民に対して武装ヘリコプターを使っていると述べ、こうした攻撃は「容認できない」と強調した。

ロシアは旧ソ連時代からシリアへの主要武器供給国だった。ロシアからシリアへの武器輸出額はここ数年で倍以上に増え、米議会の統計によれば、2007~10年にかけての輸出額は47億ドル(約3737億円)に上っている。03~06年は21億ドル(約1670億円)だった。

最終更新:6月14日(木)14時12分

これだけ世界が大国のエゴで回っていれば終末論に傾倒する集団が出てくるのも致し方無いのか…。

暗黒の稲妻