スー・チー氏が欧州歴訪を開始、ノーベル平和賞受賞演説へ
ロイター 6月14日(木)9時22分配信


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6月13日、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏が、欧州歴訪の最初の訪問先となるスイスのジュネーブに到着した。写真はヤンゴン国際空港を発つスー・チー氏(2012年 ロイター)
[ジュネーブ 13日 ロイター] ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏は13日夜、欧州歴訪の最初の訪問先となるスイスのジュネーブに到着した。17日間にわたりスイス、ノルウェー、英国、アイルランド、フランスを訪れる。

スー・チー氏は14日にジュネーブで開催中の国際労働機関(ILO)総会で演説する。ILOは13日、強制労働問題を理由として1999年にミャンマーに科した会議への参加資格停止などの制裁を解除すると発表。労働組合にかかわる新法制定や、2015年までに強制労働を撲滅させるという同国の取り組みを評価した。

ジュネーブのホテルに到着したスー・チー氏はロイターテレビに対し、ILOの制裁解除について「ミャンマーが国際社会の活動に参加する機会が増えることは良いこと」と述べた。

ノルウェーのオスロでは、1991年に受賞したノーベル平和賞の受賞演説をするほか、英国では議会演説や母校オックスフォード大学で名誉博士号の授与が予定されている。また、アイルランドのダブリンでは、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」から賞を受け取る。同団体はスー・チー氏のためにコンサートを企画しており、ロックバンド「U2」のボノさんらが出演する見通し。

スー・チー氏は、1989年から2010年まで計15年間、旧軍事政権によって拘束・軟禁下に置かれていた。同氏は拘束されていなかった期間中も、帰国を許されない事態を懸念して外国訪問を避けていた。先月には24年ぶりにミャンマーを出国し、隣国タイを訪問。バンコクで開かれた国際フォーラムで演説するなどした。

最終更新:6月14日(木)12時23分

この人は何れ国の元首となるんだろうね
あのネルソンマンデラ氏みたいに。

暗黒の稲妻