ギリシャ、ユーロ圏離脱の確率「3分の1以上」
読売新聞 6月5日(火)10時37分配信

 【ロサンゼルス=小谷野太郎】米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、ギリシャがユーロ圏を離脱する確率が「今後数か月間で少なくとも3分の1」だとするリポートを発表した。

 ギリシャで17日に予定される再選挙で、欧州連合(EU)などが金融支援の条件としている財政緊縮策に反対する左派勢力が躍進した場合に起こりうるとした。

 リポートは、ギリシャがユーロ圏を離脱すれば、同国の経済や中期的な財政状況に深刻な打撃を及ぼし、同国債のデフォルト(債務不履行)が起きる恐れがあると警告した。

 ただ、その場合でも、周辺の南欧諸国が続いて離脱する可能性は低く、ユーロ諸国も財政不安の国に追加支援を行う可能性が高いとした。

最終更新:6月5日(火)10時37分

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、ギリシャがユーロ圏を離脱する確率が「今後数か月間で少なくとも3分の1」だとするリポートを発表した様だ。

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