野田首相「適材適所」 内閣改造の狙い
TBS系(JNN) 6月4日(月)19時1分配信

 今回の内閣改造による新たな顔ぶれ、野田総理は「適材適所」という常とう句を語っていましたが、果たしてどのような狙いがあるのでしょうか。

 一言でいうと、もう失敗が許されない中での守りの人選といえます。中でも一番難航したのが防衛大臣の人事です。他の新任大臣の多くが副大臣経験者から選ばれる中、防衛大臣についても渡辺周防衛副大臣を昇格させるという見方は根強くありました。しかし、野田総理が選んだのは森本氏。輿石幹事長と距離があるとされる渡辺氏でなく、党内外からの批判覚悟であえて民間人の登用に踏み切ったところに野田総理の輿石氏への配慮をくみ取る人は少なくありません。

 今後の国会運営のキーマンも輿石氏ということになるのでしょうか。野田総理にとって法案の衆院通過はまさに時間との戦いで、輿石氏がカギを握ることは間違いありません。

 「21日がお尻です。お尻ですから、それを見て衆議院で採決できる環境整備をする」(野田佳彦総理大臣)

 野田総理はこのように改めて強い意欲を見せましたが、民主党内では21日までの採決は極めて厳しいとの見方が出ています。

Q.輿石氏は留任ですが?
 「総理の熱意に水をさすものでないことを祈ってます」(自民党 谷垣禎一総裁)

 この谷垣総裁の発言は、野田総理にエールを送ると共に、これまで法案先送りのための方策を次々と打ってきた輿石氏への不信感を表したものです。輿石氏がこれまでの態度を改め国会運営を加速させていくのか、そこがまさに野田総理の腕の見せどころといえます。(04日17:30)

最終更新:6月4日(月)19時55分

適材適所ねぇ。
また問題起こして問責されないといいが・(藁。

暗黒の稲妻