首相、修正協議を指示…野田再改造内閣が発足
読売新聞 6月4日(月)22時44分配信

 野田再改造内閣は4日夕、皇居での認証式を経て正式に発足した。

 自民党が求めた問責閣僚の交代を決断した野田首相は首相官邸で記者会見し、消費税率引き上げ関連法案の今国会成立に強い意欲を表明した。

 党内に慎重論が残る中、首相は同日昼の政府・民主三役会議で、消費増税を巡る自民党との修正協議を開始し、21日までの今国会会期内に衆院で採決するよう指示した。 首相は4日午後の記者会見で自ら閣僚名簿を発表し、「社会保障と税の一体改革を含め、様々な諸懸案を前進させる環境整備をするべく、内閣機能強化という視点で改造を行った。適材適所という観点で選任した」と語った。さらに「会期末に向けた約20日間は、日本の将来を左右する大きな決断の時となる。自民党を中心とする野党と政党間の協議を改めてお願いしたい」と述べ、消費増税を巡る与野党協議を呼びかけた。

 自民党の谷垣総裁との党首会談についても「修正協議の進展を見ながら、どこかの段階で必ずやらなければいけない」と語った。

 首相は政府・民主三役会議で「一日たりとも無駄にできない。一刻も早く修正協議に入りたい」と指示した。民主党の輿石幹事長はこれを受けて自民党の石原幹事長と電話で会談し、民主、自民、公明3党による幹事長会談を要請した。会談は5日にも行われる見通しで、民主党は、消費増税法案採決の前提となる衆院社会保障・税一体改革特別委員会の中央公聴会について、来週前半に開くことを提案する方向で調整している。中央公聴会の日程設定は、自民党が修正協議に応じる条件としてきた。谷垣総裁は4日、党本部で記者団に対し、「具体的にどういうボールが出てくるのかを見て判断したい」と語った。自民党内には「本当にその日程で提案してくれば、修正協議に応じる」(幹部)との声も出ている。

 改造では、参院で問責決議を受けた前田武志・前国土交通相、田中直紀・前防衛相ら5閣僚を交代させ、防衛相に民間から初めて安全保障に詳しい森本敏・拓殖大教授を起用した。首相は記者会見で、森本氏の起用について「安全保障に関する我が国の第一人者の一人だ」と説明した。

 野田再改造内閣では閣僚18人のうち、5人が交代し、13人は留任した。前田氏の後任の国交相には民主党の羽田雄一郎参院国対委員長をあてた。このほか、鹿野道彦・前農相、小川敏夫・前法相、自見庄三郎・前郵政改革・金融相が交代し、後任の農相に郡司彰元農水副大臣、法相に滝実法務副大臣、郵政改革・金融相に松下忠洋復興副大臣をそれぞれ起用した。

最終更新:6月5日(火)1時18分

大体、総理からして、鳩山、菅、そして今の野田、まともなのが誰一人でも居たのだろうかね。
もう誰が大臣になっても官僚の犬のしかならないんだろうな。

消費増税に全身全霊なんだね。
消費税の為なら何でもやる野田ろうね。
政権取る前から増税必死に訴えていたならまだ多少は判らなくもない(判りたくも無いが)が、財源は幾らでもあります、増税しません、言ったのが政権取ったら、増税一直線

そりゃ筋、道理が違うのでは。
このまま増税しても、将来更なる増税の可能性を否定しない増税。こんなもんで日本が良くなる訳が無いのだが。

暗黒の稲妻