仁和寺に慰謝料命令 茶店不許可「本当は節税対策」
京都新聞 5月31日(木)8時49分配信
御室桜で有名な仁和寺(京都市右京区)が宗教的理由で、花見客に長年すき焼きを販売してきた茶店の営業を認めなかったことをめぐり、茶店経営者ら3人が営業権の確認や慰謝料を求めた訴訟の判決が30日、京都地裁であった。松本清隆裁判官(冨田一彦裁判官代読)は「不許可にした本当の理由は節税対策で、茶店側への配慮を欠く」として寺に慰謝料計120万円の支払いを命じた。
松本裁判官は、茶店営業は1年のうちの短期間に限られることなどから一般的な土地賃貸借契約などとは異なるとして、営業権の確認請求は棄却した。
不許可理由について、茶店の予約客に寺幹部や職員の紹介者が多くいたことなどから「宗教上の理由とは無関係」と寺の主張を退けた。寺の関連団体が将来的に花見事業を展開して新公益法人制度の下で税制優遇を受けるため、営利的な茶店を排除するのが目的だったと判断した。
判決によると、茶店は遅くとも昭和初期から寺に認められ、原告も寺の許可を得て毎年春、花見客にすき焼きや酒を販売してきた。寺には60万円を払っていたが昨年1月、「境内で肉食はよくない」などと不許可を通告され営業をやめた。
最終更新:5月31日(木)9時49分
御室桜で有名な仁和寺(京都市右京区)が宗教的理由で、花見客に長年すき焼きを販売してきた茶店の営業を認めなかった事を巡り、茶店経営者ら3人が営業権の確認や慰謝料を求めた訴訟の判決が30日、京都地裁であった様だ。
暗黒の稲妻
京都新聞 5月31日(木)8時49分配信
御室桜で有名な仁和寺(京都市右京区)が宗教的理由で、花見客に長年すき焼きを販売してきた茶店の営業を認めなかったことをめぐり、茶店経営者ら3人が営業権の確認や慰謝料を求めた訴訟の判決が30日、京都地裁であった。松本清隆裁判官(冨田一彦裁判官代読)は「不許可にした本当の理由は節税対策で、茶店側への配慮を欠く」として寺に慰謝料計120万円の支払いを命じた。
松本裁判官は、茶店営業は1年のうちの短期間に限られることなどから一般的な土地賃貸借契約などとは異なるとして、営業権の確認請求は棄却した。
不許可理由について、茶店の予約客に寺幹部や職員の紹介者が多くいたことなどから「宗教上の理由とは無関係」と寺の主張を退けた。寺の関連団体が将来的に花見事業を展開して新公益法人制度の下で税制優遇を受けるため、営利的な茶店を排除するのが目的だったと判断した。
判決によると、茶店は遅くとも昭和初期から寺に認められ、原告も寺の許可を得て毎年春、花見客にすき焼きや酒を販売してきた。寺には60万円を払っていたが昨年1月、「境内で肉食はよくない」などと不許可を通告され営業をやめた。
最終更新:5月31日(木)9時49分
御室桜で有名な仁和寺(京都市右京区)が宗教的理由で、花見客に長年すき焼きを販売してきた茶店の営業を認めなかった事を巡り、茶店経営者ら3人が営業権の確認や慰謝料を求めた訴訟の判決が30日、京都地裁であった様だ。
暗黒の稲妻