親孝行の娘・仲良し家族…住宅全焼で3遺体発見
読売新聞 5月28日(月)7時57分配信


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焼け跡から3人の遺体が見つかった滋賀県湖南市の民家=読売ヘリから、笹井利恵子撮影
 28日午前4時5分頃、滋賀県湖南市吉永、アルバイト作業員依田龍広さん(74)方から出火、木造2階建ての住宅約150平方メートルを全焼した。

 依田さんの長女で会社員太田奈弓さん(43)と、太田さんの長女で同県立国際情報高2年の玲菜さん(16)、次女の湖南市立甲西中2年郁乃(あやの)さん(13)とみられる遺体が見つかった。依田さんも顔などにやけど。

 県警甲賀署によると、依田さん方は5人家族。出火当時、依田さんと妻好子さん(65)は1階、太田さんと娘2人は2階で寝ていた。2階部分は焼け落ちており、3人の遺体はいずれも1階玄関周辺の焼け跡で見つかった。依田さん夫婦は避難したという。

 近所の住人らが119番。甲賀広域行政組合消防本部からポンプ車など計15台が出動し、約4時間後に消し止めた。同署と消防は1階を火元とみて詳しく調べている。

 近くの女性(69)は「仲の良い家族でしたよ。奈弓さんは毎朝4時半頃には起き、子どもや父親の弁当やご飯を作っていた。最近は好子さんも、『奈弓に全部任してるんよ』と話しておられた」と話した。

 玲菜さんと同じ小、中学校で、高校入学後、毎朝途中まで一緒に通っていた別の県立高2年の女子生徒(16)は、ショックでこの日学校を休んだ。

最終更新:5月28日(月)13時48分

火事は怖い。
年端もいかないだろう孫娘達の不遇さを思えば胸が痛い。
心よりご冥福をお祈りいたします。

暗黒の稲妻