南アと豪州にアンテナ群=世界最大電波望遠鏡「SKA」―2016年建設開始
時事通信 5月27日(日)15時4分配信

 宇宙最初の星やブラックホールの形成過程解明などを目指す世界最大の電波望遠鏡「スクエア・キロメートル・アレイ(SKA)」のアンテナ群が、南アフリカとオーストラリアに分散する形で建設されることが決まった。SKAは最大約3000台のアンテナを光ファイバーで接続し、全体として開口面積が約1平方キロもある超巨大な電波望遠鏡の機能を果たす。運営組織のSKA機構(本部英国)が27日までに発表した。
 SKA機構には両国のほか、英国、オランダ、イタリア、カナダ、ニュージーランド、中国が加盟(インド準加盟)。計画では2016年に建設を始め、建設途中の20年から科学観測を始める。建設費は15億ユーロ(約1500億円)。 

最終更新:5月27日(日)15時57分

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