NATO首脳会議閉幕、14年末アフガン撤退計画で合意
CNN.co.jp 5月22日(火)10時51分配信
シカゴ(CNN) 米シカゴで開催されていた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は21日、オバマ米大統領が示した2014年末までのアフガニスタンからの国際治安支援部隊(ISAF)の撤退計画で合意に達し、2日間の日程を終えた。

NATOのラスムセン事務総長が記者団に語ったところによると、NATO主導のISAFは2013年中にアフガン側へ治安権限を移譲し、14年には部隊が撤退する。一方、アフガニスタンの治安部隊は14年に35万人規模まで増員し、その後は治安状況によって縮小する可能性もあるという。

NATOからは15年以降、アフガン治安部隊に助言や訓練を提供するISAFとは別の要員が送り込まれる。撤退後のアフガン治安部隊への支援には年間40億ドル(約3200億円)の費用がかかるとみられ、一部の国は今回の会議で拠出を表明した。

アフガンへの治安権限の移譲が前倒しになったのかとの質問に、同事務総長は「当初から予定の中にあったことだ」と否定した。

オバマ大統領は、アフガン軍事作戦を「責任ある終結」に導くための「明確な行程表」ができたと述べた。一方で「これで完璧だ、さあ荷物をまとめて帰ろう、と言える最適な瞬間が来るとは思わない。これは過程であり、イラクの時と同様、時として混とんとしたものになる」との見方を示した。

会議にはアフガンのカルザイ大統領も出席した。大統領は21日、CNNとの独占インタビューで、14年までに国内の治安を全面的に担う用意はできているかと問われ、「もちろんだ」と自信を示した。さらに「6カ月以内に国土の75%で治安を引き継ぐ計画がすでにある」と語った。

最終更新:5月22日(火)13時3分

無理矢理終わらせようとしてるんだろうね。
現地はテロとか暴動があって治安も落ち着いてないのでは?

暗黒の稲妻