先制弾!V弾!中村やっとお目覚め 4・1以来アーチ
スポニチアネックス 5月17日(木)7時1分配信


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<D・西>8回無死一塁中村は2ランを打ち片岡(右)らナインから手荒い祝福を受ける
 ◇交流戦 西武3-1DeNA(2012年5月16日 横浜)

 キングのようやくのお目覚めだ。今季で8年目を迎えたプロ野球の日本生命セ・パ交流戦が16日に開幕し、極度の不振が続いていた西武・中村剛也内野手(28)がDeNA戦で先制ソロ、決勝2ランの2本塁打を放った。2回に実に30試合125打席ぶりの一発を放つと、8回には「おかわり」のバックスクリーン弾。チームの全得点を叩きだす4番の仕事で3連勝に導いた。

【写真】8回、この日2本目の本塁打を放った中村のスイング

 長いトンネルから抜けた主砲を出迎えるベンチはお祭り騒ぎだった。同点の8回無死一塁。打席の中村は狙い澄ましていた。3ボールからの直球。力の抜けたスイングで振り抜いた打球は美しい放物線を描いてバックスクリーンへ飛び込んだ。

 「久しぶりの良い感触。チームに迷惑を掛けていたし、何とか打ちたいと思った。4番が打たないと勝てないですから」

 チームの全得点を叩きだした主砲。渡辺監督は「きょうの練習中から打球の角度はあったので予想はあった。4番の仕事をしてくれた」と称えた。ただ、中村に笑顔はなかった。「僕が打っていればチームの成績(借金6)も違った。僕の責任。借りを返したい。僕が打てば雰囲気が変わる」。何度も「責任」という言葉を繰り返した。そのためには、アーチを積み重ねるしかない。

最終更新:5月17日(木)9時34分

ようやくというかやっと冬眠から目覚めたというのか・・笑。

暗黒の稲妻