巨大積乱雲が原因か=3竜巻同時発生、過去事例なし―福島も含め6日に四つ・気象庁
時事通信 5月11日(金)17時42分配信

 茨城県つくば市など3地域で6日に発生した竜巻について、気象庁は11日、三つの竜巻はそれぞれ「スーパーセル」と呼ばれる巨大積乱雲から生じていた可能性があると発表した。三つともほぼ同時に発生したという。こうした例は過去にほとんどなく、同庁は発生過程を詳しく調べる方針。
 スーパーセルは、直径数キロから10キロ程度の大きさの低気圧を内部に持つ巨大積乱雲。竜巻やひょう、大雨の原因となり、2006年11月に死者9人を出した北海道佐呂間町の竜巻もスーパーセルから生まれた。
 気象庁によると、茨城、栃木両県で起きた三つの竜巻は6日午後0時半から同40分にかけ発生。同日午前11時20分に福島県会津美里町で起きた突風も竜巻と確認され、この日だけで計四つの竜巻が発生していた。 

最終更新:5月11日(金)21時33分

茨城県つくば市など3地域で6日に発生した竜巻について、気象庁は11日、三つの竜巻はそれぞれ「スーパーセル」と呼ばれる巨大積乱雲から生じていた可能性があると発表したそうだ。

暗黒の稲妻