ソフトバンク、米ペイパルと決済事業で合弁設立
ロイター 5月9日(水)11時53分配信


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5月9日、ソフトバンクは、米イーベイ子会社でオンライン決済大手のペイパルと決済事業で日本に合弁会社を設立すると発表した(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 9日 ロイター] ソフトバンク<9984.T>は9日、米イーベイ<EBAY.O>子会社でオンライン決済大手のペイパルと決済事業で日本に合弁会社を設立すると発表した。資本金は20億円で、両社の折半出資により「ペイパルジャパン(仮称)」を7月めどに設立する。

国内のスマートフォンユーザーを対象に、ペイパルの決済サービスを提供していく。

記者会見した孫正義社長は「日本のオンライン決済のディファクトスタンダードを作る」と述べた。さらに「合弁会社を成功させて、将来はヤフー・ジャパン(ヤフー<4689.T>)のように上場させる」という。共同会見したイーベイのジョン・ドナホー社長は「日本は重要な市場だと再確認した。グローバル決済の会社として日本でもナンバーワンを取っていく」と語った。

また、会見に同席したペイパル代表のデビット・マーカス氏は、合弁会社の具体的な事業として、クレジットカードリーダーの「ペイパル・ヒアー」を発売すると発表した。クレジットカードを扱えない小規模事業者でも、このデバイスをスマートフォンに差し込めばクレジットカード決済を受け付けることが可能になる。10日から一部のソフトバンク店舗でテスト販売し、7月から本格展開する。デバイスの料金は1200円で、取扱高の5%を取り扱い店舗から徴収するビジネスモデルという。

合弁会社のCEOには、3月末までヤフーの最高執行責任責任者(COO)を務めていた喜多埜裕明氏が就任する。合弁会社には、ソフトバンクから喜多埜氏ら3人、ペイパルから3人の役員を迎える。

(ロイターニュース 村井令二;編集 田中志保)

*写真を差し替えて再送します。

最終更新:5月9日(水)15時19分

Paypalは自前で展開すると思ってたんだけど、孫さん上手く食い込んできたね。

暗黒の稲妻