権改善「始まりにすぎず」=中国政府に「決断」求める―盲目活動家
時事通信 5月7日(月)16時55分配信

 【北京時事】盲目の中国人権活動家・陳光誠氏(40)は7日までに時事通信の電話取材に応じ、陳氏の出国を容認した中国政府の決定について「きちんと履行されれば進歩だ」と評価した。さらに「(そうなれば)中国人権問題の改善が既に始まったことになるが、まだ始まりにすぎない」と述べ、中央政府が国内の人権改善に向けてさらに「決断を下す」よう求めた。
 中国政府は4日、陳氏に対して留学のための出国を認める方針を表明。陳氏は米国留学の準備に入ったが、「自分は足を負傷して出向けないため、友人に委託して既にパスポート発行に向けた代理申請を行った」と明らかにした。いつ出国するかは未定という。
 陳氏は電話取材で「中国人の権利擁護は、中国政府にとっての名誉であり、光でもある。中国人が権利擁護を理解するというのは良い事だ」と述べ、自身としても中国人の権利擁護活動を推進したいとの意向を示した。
 さらに「中国の改革を進めることは、社会をさらに公正にすることであり、そうなれば多くの問題が解決する」と述べ、政府に改革推進を促した。
 一方、母親や兄弟を残した山東省の農村では今後も地元当局による迫害が懸念されるが、「中国政府は既に、山東省で(陳氏一家への暴力など)さまざまな違法犯罪行為を行った役人に対する調査・処分を約束した」と述べ、調査や処分が始まるのを待っていると強調した。 

最終更新:5月7日(月)21時53分

これだけ騒いだからこそ中国政府も「改善」に乗り出さないといけなくなっただけだろう。
人権は、誰が騒がなくても、「当たり前のように」保護されなければならないと思うのだが。
日本政府も、陳さんの人権状況改善に大声を上げるべきだが、民主党政権は、やらないだろうね。
何せ、あれ程明確に「衝突してきた」尖閣諸島での漁船の船長を、何も処分しないで釈放させるぐらいだから。

暗黒の稲妻